ガンプラ製作方法 その1

ガンプラだけではないが、プラモデルはキットを買っても、作らない人も多いようだ。
戦車や飛行機、車などは、単に組み立てるだけではなく、色を塗るなどしないと見栄えも良くないし、戦闘機の場合、コクピットから作る必要があり、この部分をリアルに作るにはそれなりに技術も必要で、買ったはいい物のいきなり挫折してほったらかしという人も多いだろう。

プラモデルは製作過程や、苦労して作った物を鑑賞するのが楽しいと思うが、箱のまま積んでいるだけでは面白いことは何もない。単なる自己満足。
作ったとしても自己満足であることに違いはないが、買って積んでおくことが目的ではない方は、とっとと作ってしまった方が楽しいだろう。

ガンダムのプラモデルの場合、昔の物はともかく、最新のマスターグレードやHGUCは各パーツが色分けされており、単に組み立てただけでそれなりに見栄えがいい。
どこまで作るかは、それぞれの自由だが、模型誌などに掲載されている作例のように作ろうと思うと挫折することになるだろう。

製作方法はいろいろとあり、呼び名も人によって異なるようだが、個人的にはこう理解している。

パチ組み
接着剤も使わず、色も塗らずに、工具もニッパーくらいしか使わずそのまま組み立てた物。

素組み 簡単フィニッシュ
最低限のつなぎ目消しをし、一部ポイントを塗装し、スミ入れ、クリアー塗装などで簡易的に完成させる。

素組み
つなぎ目消しなどもするが、キットの内容はそのままに、色を塗って完成させる。

それ以外のちゃんと作る方法(名前は?)
つなぎ目消しや塗装はもちろん、キットの内容で自分の気に入らない部分を、削ったり盛ったりの改修をして時間と手間をかけて作る。

模型が趣味な人は塗装はもちろん、改修も当たり前のようにやるようだが、これをやるのはハードルが高い。
塗装を本格的にやる場合、安くても数万のエアーブラシが必要になるし、エアーブラシを使うなら、表面処理も塗装環境構築も大変だ。
ある程度慣れて趣味はプラモデルと言えるくらいになるなら、そこまで環境を構築してやればいいと思うが、最近のガンプラのように、簡単に組んだだけでもそれなりに見える物は、最低限の所から始めてみるのが良いのでは無かろうか。

何しろ一番安いのは量販店で500円くらいで購入できる。失敗したとしても新しいのを買えばいいだけだ。
まずはパチ組みで、ニッパーの使い方やゲート処理方法などを練習しながら、作る楽しみを覚える。
その後、パーティングラインの処理や、合わせ目消しが最も簡単な、接着剤を多めに塗る方法などを覚えながら、より見た目の良い組み立て方法の練習。

その後、細かい部分を塗装したり、スジ部分に墨入れをすることで見た目をよりよくする。

こんな感じで数個作り、経験値を上げ、より凝った物を作るようにすればいいと思う。
ただし、素組みで簡単フィニッシュをするだけでも、このサイトくらいの見た目で作れるようだ。

http://gundamnotikara.com/
http://blogs.dion.ne.jp/marco_pantani_04/

これ以上やるには、全塗装に加えて改修も必要になるが、本格的な趣味としてやる以外ならこの辺で十分では無かろうか。
戦車や車のプラモデルでここまで見た目の良い物を作るのは大変だが、より簡単に作れるガンダム系は模型作りの入門用としても最適では無かろうか。