テレビ断ちをしばらくしてみて

今年の1月に

テレビ断ちを始めてみた

を書いて実践しているわけだが、とりあえずテレビをつけるという習慣からは、完全に脱却することができた。

今までもテレビを見る以外に他のことをたくさんやっていたため、テレビを見なくなることで他のことが充実したということは全くなく、単にテレビからの情報を得なくなったというくらいしかテレビを1日30時間見ていたときとの差はない。

もちろん、全く見ないのではなく、あらびき団など多少のくだらない番組やいくつかのニュース、海外ドラマや映画は見ているわけなのだが、以前とは全く変わったのが、番組を見逃して悔しい思いをするということが全くないことだ。

以前はテレビ番組表をくまなく見て、どんなおもしろそうな番組も見逃さないようにしようとしていたし、おもしろかった番組は録画して保存するのが当然のことだった。
今でも番組表は一応チェックはするものの、特に見たい番組をみつけるわけでもなく、一度みた番組でもどうせ二度と見ないので保存する必要性を全く感じない。

クイズ番組なんかは、その分野の本を読んだ方がためになるのは当然で今までも見ていなかったし、存在自体が謎のバラエティ番組は見る必要もないのは当然。ニュース番組は唯一強力な放送コンテンツではあるが、一部ではニュースにするために取り上げているとしか思えないネタもあり、ニュース番組としてみる価値が減りつつある。
一部のドキュメンタリーは見てもいいが、結局のところテレビ局が企画した通りのものしか流れないわけで、本当のドキュメンタリーではないものもある。

私の好きなコント番組は一部を除きほぼ消滅しているが、芸人のネタ系のものなど時々おもしろいものもあるが、これもDVDなどで販売されることが多くなっており、わざわざテレビ放送を見なければということはない。

テレビを見なくなることで、実感できたもっとも良い点は、今までは慣性で見続けていた番組も一度見るのを止めたら、中毒性のあるおもしろさを持つものはないということに気づいたことである。