東京ゲームショーの存在意義

東京ゲームショーに初めて行ってみたけど、こんな大規模なゲームのショーって何のために存在しているのかよくわからない。

業界関係者しか入れないビジネスデーは関係者向けなんだろうけど、一般公開日もあってそっちは一般のファン向け。
内容自体はどちらも基本的に同じだし、やってることは新作ゲームの展示なので、取り立てて特別なことをやっているわけではない。

新作ゲームは展示するだけではなくて、1人10分程度の試遊が出来るようになっているけど、人気ゲームになると長時間待つ必要もある。ゲームなんかやってみないとわからないけど、RPG系のちょっとやっただけではわからないようなゲームでも、並んでまでやりたい人が多いのはそれなりにファンの心をつかんでいるんだと思う。
そもそも、ゲームの試遊をさせるならオンラインで配布してしまえばいいわけだし、半年後とかに発売予定(そもそもその予定すら未定)のゲームなんかを試遊したがるのは相当のファンしかいないのではとも思う。

ゲーム画面については著作物ということはわかるが、ほとんどのゲーム画面の撮影を禁止させ、それを守らせるためだけと思われるスタッフの数も、通常の展示会以上に用意しているわけで、ものすごく金をかけて著作物を守ろうとしている。
一般のファンが、ネット上にゲーム画面をアップロードしたとして、どれだけ権利が侵害されるのかわからないが、そんなに撮影されたくなかったらプライベートショーとして非公開で紹介するという方法もあるのではとも思う。

業界関係者を除けば、相当熱心なゲームファンしか対象にしていないイベントなわけだが、こんな大規模なイベントが将来も続くのか疑問である。

Tokyo Game Show 2009