2011年2月現在日本に買うべきAndroid端末があまりない

あくまでも個人的な意見だが、日本で販売されているAndroidスマートフォンで2011年2月現在、買うに値する物がない。
海外で発表された物、既に販売された物の中には結構良くなってきたなという物がいくつかあるが、日本ではこんなの海外で1年前に出てたら違ったかもねというものばかり。
海外で販売されているまあまあな物もSamsungやLG、HTCなど日本以外のが多数。

日本で頑張っているシャープや東芝富士通やらの製品は日本市場に特化したFeliCaやワンセグ、フィーチャーホン機能(i-modeとか)が組み込まれているが、この中で本当に必要な機能はどれだろうか?

フィーチャーフォン機能は時代遅れでしかないし、ワンセグも旧来の放送コンテンツを見たい人だけが使いたいのだろうし。
唯一、日本の機能が世界的に見て発達していると思われるのがFeliCaだが、これも携帯電話で使う必要性はそれほど大きくない。Suicaだとかのカードを別途持てばいいだけ。携帯電話に内蔵してしまうと、買換などの際に入っている情報を移動させるのが面倒だ。

今後、世界的に普及するのはNFCだが、FeliCaの上位規格とはいえ、現在のFeliCaをそのまま使うには、携帯電話をカスタマイズする必要がある。NFCにハードウェア的に対応する製品は多くても、日本のFeliCaを問題なく使えるようにカスタマイズするのは、現在周回遅れの製品しか出せていない会社しかないだろう。

将来世界的に見て魅力的な端末が日本で発売されるかどうかはともかく、現在日本で販売されているAndroid端末の魅力は少ない。
FeliCaを使いたい、ワンセグを見たい、フィーチャーフォン機能を使いたいなら無理してAndroid端末を選ぶことはない。従来の携帯電話を使い続けるか、またフィーチャーフォンを買えばいい。