電子書籍のKindleで100万冊の本を個人で売った人

アメリカのケンタッキー州のJohne Lockeさんが。Kindle Direct Publishing(KDP)で合計100万部を販売した。

Kindle Direct Publishingとは、出版社などを通さず、筆者本人がAmazonのKindleで直接本を販売できるサービス。
基本的に誰でもここに登録可能で、プロの作家はもちろん、素人でもここを通せばKindleで本(というか本に書いてある情報)を販売できる。

ここで販売していたのは「Vegas Moon」、「Wish List」、「A Girl Like You」、「Follow the Stone」、「Don’t Poke the Bear!」やNew York Timesのベストセラーにもなった「Saving Rachel」で、最新の本は「How I Sold 1 Million eBooks in 5 Months」となる。
これらの書籍の合計で100万部を越えたとのこと。
基本的にどの本も$0.99で販売されており、Locke氏の取り分は$0.35だ。単純計算で35万ドル(2800万円 $1が80円で)の収入となった。これは今後も増えることが予想できるが、1年に数冊そこそこ売れる本が書けるなら十分これだけで生活できることがわかる。

そこそこ売れる本を書くのが大変なわけだが、そのあたりの秘密は「How I Sold 1 Million eBooks in 5 Months」を読めばわかるのだろうか。

日本の状況に照らし合わせると、日本の紙の書籍は文庫本で400円くらい。著者への印税は10%程度なので40円くらい。
これをそのまま日本と比較すると、Kindleの本は1/4のコストで購入でき、筆者は3倍以上の報酬を受け取れると言うことになる。

JOHN LOCKE
John Locke Becomes the First Independently Published Author to Join the “Kindle Million Club”