消費者は自分の欲しい物を知らない

アップルの故スティーブ・ジョブズが、消費者は自分の欲しい物を知らないから、マーケティングなんて無駄だ的な事を言ったとか言わないとか。

確かに、iPadを出すときに画面サイズはどのくらいがいいですか?なんて使っても無いし、テクノロジーが今後どうなるのかわからない人に調査したって何の答えも出てこない。
iPadみたいな商品を出すときに重要な事の一つは、テクノロジーがどう進化していって、そのためには今どのような製品を作って今後につなげていけばいいかみたいなこと。

単純に1世代限りの製品を出すなら、適当にそのときにいいと思う物を作ればいいが、今後数世代にわたって進化し続ける製品を作るにはじっくりと様々な面から考えを巡らす必要がある。

iPadとジョブズ

ということで、アップルはiPadを出してきたわけだけど、日本メーカーが消費者が欲しいと思っても無かったすごい機能を載せた物を作るとこうなる。

炊飯器とスマートフォン

画像はネットで検索した物を勝手に利用。

スマートフォンで設定できる炊飯器なんて、仮に欲しい人がいたとして、将来どうなるというのだ。
どうせ、スマートグリッドだ、感電をネットワークでつなげるとか、なんだかんだ言い出すんだろうけど、それぞれの部署が勝手に適当な物を作ったところで、大局的にまとめる人がいなければ、てんでばらばらにテクノロジーが進化していくだけ。

その合間を縫って、使えるテクノロジーをうまいこと拾った会社の勝ちになるんだろう。