三洋Xacti DMX-HD800をカタログスペックだけでチェック

お手軽HDビデオカメラDMX-HD700の後継機、DMX-HD800が発表された。2008年8月22日発売で実売5万円程度になるという。
DMX-HD700ユーザーとして、新機種が魅力的かどうかチェックしてみる。

見た目、デザインその他
寸法は変わらないが、重さが6g重く、色が変わった。

バッテリ駆動時間
バッテリは変わらず、消費電力が下がり、バッテリ駆動時間が若干延びた。

画質その他
CCDからCMOSへ、内部の画像処理が改善その他諸々で画質は向上したようだ。

それ以外
顔検出がムービーでも可能になった?(従来モデルでは使ったことのない機能だ)

他のビデオカメラを使ってみると、顔検出と画質の良さはDMX-HD700が全く及ばないところであり、顔検出だけでもかなりそそる機能追加だ。画質は、エンジンが変わったので、多少はよくなっているのだろう。劇的な改善は望みそうにないが、画質がシャープになったらしい点も悪くはない。

個人的に使っていて思っていたのは、もう少しバッテリ駆動時間が延びて、顔検出に加え、ぼやっとした画像の改善、マイクの改善だったが、マイク以外は改善はしている物の、劇的な改善ではないため、5万円だとしても買い換えるほどではなさそうな気もする。
買い換えるならDMX-HD1010がいいかどうかは別にして上位機種だ。

もちろん、これから買うなら、3万円前後というもともと安くなっている現行モデルも、これ以上の投げ売りがなさそうなので、4万円台で新型を買うなら発売直後に買っても損はなさそうだし、初期設定価格が低いので、数ヶ月で急に値下げということもなさそうだ。

実機を全くみてない現時点での結論
DMX-HD700ユーザーにとって新モデルはあまり魅力的ではない。
新規ユーザーなら安いHD700より、画質も向上したHD800は買いだろう。

DMX-HD800製品情報

DMX-HD800プレスリリース

三洋Xacti DMX-HD700はお手軽ビデオカメラとしておすすめできる