一億五千万円かけたという奇跡の一本松復元って何なのかな

2011年3月11日の津波災害で、1本だけ残った岩手県陸前高田市の松の木を復元する作業が、2013年3月に終わろうとしている。
復元と言っても、塩害などで枯れてしまったので、津波直後の状態の一部原木を使いながらレプリカを作成すると言うことで、この費用は一億五千万円だという。
この費用は寄付でまかなわれていると言うことだが、2月現在で9千万円だったので足りたかどうかは不明。

そもそも、奇跡の一本松は高田松原という7万本あった松の1本。江戸時代に植えられた物だということで、同じ状態にするには300年ほど、近い状態にするまでは数十年以上かかる。
当面の今後の復興のシンボルにするために多額の予算を使って復元作業をしたわけだ。

自然の松の木はもちろん、復元した物も定期的なメンテナンスが必要。その費用はどうするのか。

その松の木を見ることで、現地の人にメリットがどれだけあるのかなど、部外者の私にはよくわからないが、復興にはこんな方法もあるんだね。

税金などを使わないで復元したい人の寄付だけで今後もまかなわれるなら、まあそんな方法もいいんじゃないのかな。