レジ袋を燃やすときに必要な空気の量は?

レジ袋のCO2排出量を計算してみたの続き

レジ袋(ビニール袋という呼び方は間違いだが、レジ袋が正しいかと言われれば?)を燃やすことで発生するCO2は7gの袋なら22g程度とは書いた物の、気体を重量で書いても理解しづらいのではなかろうか。

一般的に気体に重さがあるとは知っていても、それを感じることは少ない。CO2排出量をトン単位で表現しているマスコミは何を考えているのだろうか。

前回の式によると、28gのポリエチレンを燃焼させるために必要な酸素の量は、96gで体積にすると67.2リットル(標準状態で)であることがわかる。(これも高校生なら理解可能なはず、わからない場合はアボガドロや理想気体をキーワードに調べること)
発生するCO2(二酸化炭素)の量は44.8リットル。

空気中の酸素の量は20%程度なので、28gのレジ袋を燃焼させるためには67.2×5で336リットルの空気が必要となる。

レジ袋1枚が7gだとすると、84リットルの空気が必要。

レジ袋を1枚使うと、最終的に84リットル分の空気を使わないと燃やせないと考えれば、わかりやすいかもしれない。

レジ袋を燃やすときに必要な空気の量は?」への2件のフィードバック

  1. K Nawa

    エコバッグを燃やすと、どれくらいのCO2削減できるのか、レジ袋と比較してみたいですね。

  2. kamikura

    K Nawaさま
    コメントありがとうございます。
    エコバッグは一般的にポリエステル製(ポリエチレンテレフタレート)なので、同じように計算すればCO2の量は計算できます。

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