鍋の火を止めた途端に水蒸気が出てくる現象

ガスなどで鍋を温めているとき、火を止めた途端に水蒸気がパッと出てくる現象がある。
いつもこの現象は何かなと思っていたが、その理由がようやくわかった。

ガスでお湯を沸かしているとき、ガスの火によって鍋だけではなくその周辺も熱が伝わる。
これによって、鍋の中の水が蒸発しているが、火を付けていることによって鍋周辺の温度が高い。これによって、蒸発している水蒸気は目に見えない気体の状態になっている。ところが、火を止めた途端に温度が下がるので、一気に気体だった水蒸気が液体に変わり水蒸気が目に見える状態になるのだ。

つまり、火を止めたら水蒸気が出てきたのではなく、火を止めたら今まで見えなかった水蒸気が見えるようになっただけなのである。

なんという単純なことを今まで理由もわからないまま、ほっといたのだろうか。
人生を損した。