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Amazonで1万円強の裁断機修理メモ

本など紙を裁断する定番商品といえば、PLUSのPK-513などだが、3万円を超えておりそこそこ高い。
しかし、このような裁断機を使うと使わないでは裁断の効率が全く異なる。しかし3万円というのは心理的障壁が非常に高い。

そんななか、Amazonで中国製の安い裁断機が売られている。
名前もよくわからないペーパーカッターだ。2010年9月現在11,000円である。

これは、作りが適当で、油でベトベト。拭けば切断対象が油ベトベトになるわけではないが、安いながらも(Amazonに書いてある)仕様上40mmの厚みまで一気に切れるため、なかなか重宝する。うまく使えれば非常に良い製品ではあるが、壊してしまった。

壊れた原因は、38mm程度で、この裁断機に挟める限界の本をセットし、固定しようとしたところ、ボルトが折れるような音がした。
音はしたが、見た目そのまま使えるようなのでしばらく使っていた物の、よく見ると紙を固定するところが平行に動いていないことに気づいた。
これが平行に動かないと、紙にしわが出来る、どんなに強く固定しても斜めに切れるなどの問題がある。

ということで、分解して何が壊れているのか調べてみた。

折れたボルトを外すのに1時間

すると、上の写真のようにボルトが折れていた。
根本で折れていたので、ボルトを外すのに苦労したが、これとほぼ同じサイズのボルトを入手し修理した。
ボルトはM6x12かM6x14くらいのようだ。近所のホームセンターにはM6x15しか売ってなかったが、一応これもワッシャーを2枚ほど入れれば使えるが、他の部分がはまらなくなる。同じサイズのボルトが入手できない場合は、どうでもいい部分のボルトと交換して取りつければいいだろう。

Cut
折れたのは、この写真の一番上の銀色のボルト。ここが固定されていないと、紙を固定する部分の動作がおかしくなる。

Cut
この部分の修理にはカバーを外す必要がある。カバーを外すには、上と下にある黒い樹脂付きのボルト4本を外して、このように手をかけて、髪をセットする方向に引っ張れば簡単に外せる。

ちなみに、折れたボルトを外すには、いろいろとやり方はあるが、折れて残った部分にドリルで穴を開けるなどして、なんとかして引っかけて外すのが簡単ではないかと思う。穴を開けるのに時間はかかるが手動のドリルなら、すべて合わせて1,000円くらいで入手できる。