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カリフォルニア州北部の震度は6クラスらしい 2014年8月24日発生分

アメリカのカリフォルニア州北部で、マグニチュード6.1の地震が現地時間2014年8月24日の午前3時頃発生して、そこそこの災害になっているとのこと。
マグニチュード6.1は深さにもよるが日本ならたいしたことの無いレベルながら、今回の地震は深さ10kmとのことで結構な被害になっているようだ。

日本の地震を見てみると
2014年5月5日に伊豆大島近海で発生したM6.0の地震では深さ160kmで千代田区が深度5弱になっている。
2013年8月4日に宮城県沖で発生したM6.0の地震では深さ60kmで石巻市で深度6強。

ということで、M6.1自体はそれほど大きくない物の、深さ10kmということで現地では大きな被害になっているようだ。
深さ10kmの日本の過去の地震を見ると

2011年3月15日に静岡県東部で発生した地震が今回のカリフォルニア州北部地震と同じような状況で、M6.0で深さは約10km。
最大震度は富士宮市の震度6強。

カリフォルニア州の地震後の映像で、店の中の商品の散らかり具合からすると、深度は6以上だったようで、おそらく場所によっては静岡の地震と同じ6強クラスの地震になったところもあったのだろう。

海外では震源地のマグニチュードしか発表しない。
地震はマグニチュードだけではなく、震度や地盤によって揺れ度合いが違うため、マグニチュードしか発表しないと、どのくらいの被害になったのかはまったくわからない。

残念ながら海外では、日本のように各地点の揺れた具合を示す震度制度が普及していない。
日本の気象庁震度階級はかなり有用だと思うが、海外ではメルカリ震度階級が最も普及しているようだが、あまり知られていないようだ。

どんなのでもいいけど、はやく震度制度が海外で普及すればいいね。

長野県栄村などの震度6強の地震被害を忘れない

栄村 森宮野原駅

長野県栄村は日本有数の豪雪地帯で、森宮野原駅では日本で最高の積雪となる8m弱を記録したところである。すぐ隣の北東側は新潟県で、千曲川(信濃川)も流れる風光明美な場所であるが、山の中で冬の雪も含め生活自体は楽ではない。

2011年3月の東北や関東を中心による地震と津波に続いて発生したのが長野県栄村などを中心にした震度6強の地震である。
その後、静岡県でも震度6強の地震があるなど、大地震が相次いでいるため、栄村の被害がほとんど報道されないなど、世間の目から触れにくくなっている。

鉄道にも被害が出て、住宅の被害も大きいとのことで、これが単独の地震なら大ニュースになっているが、地震直後に報道されてからほとんど報道されなくなった。

しかしながら、2011年2月にここへ行ったばかりと言うこともあり、個人的には影ながら応援したい。

長野県 栄村
栄村ネットワーク(被害情報ブログ)
栄村復興支援機構『結い』

栄村の写真

岩手県宮古市あたりの防潮堤や海の風景

地震に起因する津波はスマトラ島沖地震での映像で恐ろしさを知っているが、東北地方太平洋沖地震での津波はそれに匹敵かそれ以上の衝撃だった。
何よりも、それらの情報を知っていると思われる人たちが、現地で逃げずにいたというのも驚きの一つだった。自分だったらなるべく衝撃映像を撮影しようと必死になっていただろうが、上の方からのいい絵を撮る方のに必死になれただろうか。

そんなことはともかく、岩手県宮古のあたりでの津波映像では、青いコンテナや漁船が流されていたが、それらはこのような物である。

宮古漁港
宮古漁港
ちなみに、ここの魚はスケトウダラらしい。

ここには、一般消費者が買い物を楽しめる道の駅みやこもあるが、ここも津波の被害にあっていたはずだ。

宮古漁港

この北側には田老町というところがあり、ここは防潮堤が下の地図で分かるように整備されている。

田老海岸堤防 田老町

しかし、この防潮堤は場所にもよるだろうが、たったの5m程度でしかない。

田老海岸堤防 田老町

実物を見るとかなりしっかりとした物で、大抵の津波には保護できるかと思われるが、今回の津波は場所によって10mを越えていたようなので、この程度の防潮堤(防波堤)では全く役に立たない。
宮古は津波の被害に襲われたようだが、この地域はどうだったのだろうか。気になるところだ。

おそらく、今回のような津波を防ぐには、少なくとも2倍、できれば3倍の高さの防潮堤が必要になるのだろう。

それ以外の宮古や田老の写真