Taiwan」タグアーカイブ

台湾ガッカリ観光地「九份」 Jioufen

台湾の台北近郊に日本人だけでは無く、世界中の人が喜んでいくらしい観光地「九份」がある。
「九份」は日本語読みでは「キュウフン」だが、中国語では「Jioufen」と読む。

この九份はスタジオジブリの映画「千と千尋の神隠し」の舞台になったところとか言われているが、どうやらデマらしい。
実際に行ってみるとそれっぽい建物があるわけで、一応観光地としては成立している。

IMG_9646

こんな画像をよく見るわけだが、実際にこの手の画像と同じ場所に行けるだけで、観光地としてはたいしたことが無いことが今回行ってみてよくわかった。

台湾は毎年行っていて、毎回違うところに行くことをテーマにしている。
今回は基隆 Keelung という台湾の北側にある港町に行ったついでに九份に行ったので、あまり損した気分にはならなかったが、台湾からこれを目的の1つにワクワクしていくとかなりがっかりするんでは無いかな。

九份にあるのはそれっぽい建物と、土産物屋通り。

IMG_9623
IMG_9603

小物とかの土産物を買いたい、喫茶店でゆっくりしたり、何か食べたいという要求には応えられる場所ではあるが、台北の方が夜市その他でその辺は充実しており、何時間もかけてくるような場所では無い。

IMG_9629
IMG_9596

晴れていれば景色は綺麗そうだし、台湾風の派手なお寺もこの辺には点在しているので、その辺を見学したいならいい。
しかし、台北の近郊にも猫空だとかいい場所はあるし、派手なお寺もその辺に沢山ある。

九份を本格的に楽しむなら現地で少なくとも半日くらいかけて、近隣の金鉱だとかを含めて観光しないと価値が無いと個人的には感じた。行ってないのでそっちの方がどれくらい楽しいかは知らないけど。

IMG_9597
IMG_9658

その辺はタクシーで行ってもたいしたことないし、バスなら100円もかからずに行ける。

個人的には、今回は基隆から路線バスで九份に行った。
基隆から九份行きのバスは15分に1本くらい出ているので、バス停で待っていればそのうち来る。
バス停に路線図が無い場合もあるらしく、私が待っていたところも無かったが、地元の人に聞いて乗ることが出来た。

乗車時間は片道1時間くらいで、ほぼ山道を走っていく。
九份まで行くバスに乗ったはずが、なぜか途中で終点になったので乗り換えた物の、公共のバス代は往復で交通費150円以下。
移動と観光含めて使ったのは4時間弱。現地の食費は数百円程度使ったので、使った総額は500円ほど。土産物はいらないので買わない。

これくらいならまあそれなりに楽しめて損はしていないと思うが、日本円で数千円かけていくような場所では無いな。

もちろん、周辺含めて案内してくれるならいいけど、九份にしか行かないようなツアーに大金を使わないように。

その他の写真

台湾格安旅行の嘘と本当 2014年版

taiwan his

2泊3日で総額19,800円の台湾、台北への旅行がある。
通常、航空券には空港使用料などが含まれた料金だが、ついていない場合があり、追加で2,090円(成田空港の場合)と、1,000円くらい(台湾)かかり、ツアー代金は最終的に23,000円くらいになるが、これでもかなり安いだろう。
このツアーの場合、そのときの原油価格によって決まる燃料費のサーチャージが含まれた料金なので、良心的なところではある。

こんな格安ツアーでよく言われている事にはウソと、一般的には知られていないことも含まれている。

本当のことは、空港使用料の支払いの義務が生ずるのは当然だが、例えばHISの2014年5月頃の超格安ツアーはLCCのスクートを利用する。
LCCは格安航空会社だが、通常の料金はそのときの空き状況にもよるが、往復で2万円から3万円が平均的なところ。
HISのツアーはホテル代、現地送迎料金その他込みでこの価格なので、航空券より安い。

これは、だいぶ前に航空券を1人あたり往復15,000円かそれ以下で確保しているからだろう。実際、スクートでの成田、台北間の片道の最安値は7,000円くらいなので、計算上このくらいなら航空会社は損にはならない。
しかし、この料金は機内持ち込み手荷物が10kgまで、預け入れ荷物は有料、機内食なしという条件なので、場合によっては鞄のために追加の支払いが必要になる場合もあり注意が必要だ。
つまり荷物をかなり減らす必要があると言うこと。2泊3日なのでたいした量はないと思うけど、リュックサック1つで海外旅行に行くイメージになる。

もちろん、自宅から成田への往復料金もかかる。
一般的に、往復で5,000円はかかるだろう。

この時点でツアー代金、空港使用料、成田への往復料金の合計で28,000円ほどの支払いが生じている。

そして到着時刻だが
成田発が11:55、台湾着が14:25で普通。金曜日は全体的に3時間ほど遅れる。
台湾は出発の2時間前にはつく必要があるので、10時前に到着する必要がある。ここで、HISなどから連絡された航空会社のカウンターに行って、チェックインなどの手続きを自分で行い、飛行機のゲートまで行く。
この辺の手続きがわからないなら、日本出発からいろいろとやってくれる添乗員付きのツアーを使うしか無い。

現地では、着いて、入国審査などを済ませて最短で空港から出てこれるのが午後3時頃。
ここで、一般的に現地の係員が送迎をしてくれるので、その係員を探さなければならない。

係員をみつけたら、ここから台北市内まで現地係員がバスで送ってくれると思うが、移動時間は最短でも1時間程度。

台北のホテルに着く最短の時間は午後4時頃となる。

しかし、ホテルに着く前にお楽しみの免税店へ立ち寄ってくれる。
免税店に1時間くらい滞在して、買い物をしてからホテルへ送ってくれる。免税店は海外旅行で一般的なデューティーフリーの化粧品やら酒やらブランド物がある店や、台湾土産の定番のウーロン茶の店とかいろいろある。買うか買わないかは自由だが、絶対に免税店には行かされる。到着などが深夜、早朝で店がやっていなくてしょうがない無い時を除く。

現地で使う現金を現地のガイドに両替を頼む人もいるようだが、一般的には空港の両替店で両替すればいい。ガイドの両替は手数料が含まれて割高だ。
通常の両替店より割安に両替し自分が損するアホなガイドは存在しない。手数料含めて儲かるから現地ガイドはホイホイと両替に応じる。

結局、ホテルに着くのは最短で午後5時頃なので、この後、ホテルで一休みしてから午後6時頃から市内などへ遊びに行くことは可能だ。
これは乗る飛行機が事前に決まっているツアーだからであって、利用旅行会社未定の場合は免税店その他へよって、午後9時とか10時もしくはもっと遅くに到着する場合もあり、現地では着いたらすぐ寝るだけというパターンもあり得る。

翌日は、基本的に自由だ。
HISのツアーの場合、ホテル内のラウンジ無料、Wi-Fi無料、朝食無料とか書かれたりしているが、一般的なホテルでは朝食が無料かどうかはともかく、台北のホテルは、Wi-Fiやらなにやらは無料だったり、市内の無料Wi-Fiスポットもあったりするので、損は無いが、取り立てて利点では無い。

丸一日自由だが、別途料金を支払えば市内ツアーもある。
これをどうするか自由ではあるが、一般的に格安旅行のツアーはお楽しみの免税店へ強制的に連れて行ってももらえる。
この日しか自由時間は無いので、存分に楽しもう。

そして、最終日だが、このツアーの場合はただ帰るだけだ。
台北発は早朝の6:35なので、移動時間を含め、3時間前の3時半にはホテルを出発しないと間に合わない。
つまり、前日は早めに寝るか、睡眠時間をかなり短くするしかない。飛行機の中で寝てもいいけど。

成田到着は10:45なので、昼過ぎには東京に帰ってこれる。そこから地方へ移行するならかなり余裕を持ったスケジュールだ。

なんだかんだで、現地で自由にいられるのは到着日の夜と、翌日のみ。これで最低3万円弱というのは安いのか高いのか。

また、台湾は一般的に親日国で日本語が通じることが多いと言われているが、実際にはほぼ通じない。
言語は、文字は複雑な漢字で、中国本土では使われていない古いタイプの中国語で、話し言葉は基本的に北京語。それ以外の言語はほぼ通じない。
時々、日本語がわかる人がいるだけ。特に観光地に多く、台湾の一般的な人達は日本人が英語を話せないのと同じように、日本語は全くわからない。
観光地でしか話をしないならあまり問題にならないと思うが、屋台みたいなところや、その辺の店で買い物をする際などには困るだろう。

英語も通じない、例えば「台北101」という巨大建築物があるが、タクシーの運転手でも「Taipei One O One」という英語の名称も通じない事がある。
また、同じくタクシーの運転手は、老眼でホテルの住所やら観光地の場所や名前が書かれた紙を見せても読めないことが日本以上にある。

タクシー代は日本の1/3くらいなので、それだけは利点。
他に、バス、MRT(電車)も安くて乗り方さえわかれば便利。

中国語は漢字なので筆談が出来ると言われているが、例えば「牛肉麺」と書かれていたら、「牛肉麺」と書くのでは無く「ビーフ」と言った方が早く通じる。筆談なんかし手いる暇があったら会話した方が速い事が多い。

何はともあれ、古い日本の雰囲気も、ちょっとこぎれいな中国的な雰囲気も楽しめる台湾旅行をお楽しみください。

台湾のカレーライスは基本的に不味いみたい

taiwan-curry-1

台湾での食事を一通り楽しんだ私は、一周回って日本食を食べたくなってきた。
年に1回くらいなんだかよくわからない海外の日本食を食べてみるのもいいだろ言うという事で、台湾で初めてカレーライスを食べることにした。

行ってみたのは、台北の西門町にあったローカルそうな日式丼とか看板に書いてあった店。

カレーライスの他にラーメンもあったが、夜9時過ぎでもそこそこ人が入っていたので、とんでもなくまずい店ではなさそうだ。
台湾でうまい店を見つけるコツは、店に客がいるかどうかという指標が最もわかりやすい。

ここで、すでに食事を済ましていた私は、味見程度に食べられればいいので一番安いマッシュルームカレーとかいうのを頼んでみた。
99元だったと思う。約300円。

現地の感覚からすると現地の食べ物なら50元から80元程度で十分であり、若干高い。

taiwan-curry-2

台湾で見かけるカレーはどこもこのような細長い容器に、ライスが卵で覆われている。
この卵は薄焼きにして上にのせているだけではなく、中身も含めてオムライスになっているのである。今回初めて知った。
これに加えて、味噌汁風のスープ的な物が付いてきた。

taiwan-curry-3

肝心のカレーの味であるが、安いレトルトかなんかの味のような感じで、ここで作ったわけではないことは一口食べただけでわかる。
はっきり言ってまずい。
オムライスは米を赤くしただけのような物で、こちらも全くうまくない。どちらも一応食べられるが、物見遊山で10年に1度くらい試しに食べてみるならいいが、週一で食べるようなものではない。

カレーライス部分はともかく、さらにまずいのが味噌汁風のスープである。
味噌汁風と書いているのは見た目は味噌汁風であるが、それがなんなのかいまだにわからないことだ。
中に豆腐風の物が入っていたが、あれが豆腐だったのかどうかも不明。味噌汁風と書いているのは、味噌汁を使っている風ではあるが、味噌の味がほとんどしない、だしなど入っているわけがないわけのわからない液体だったからだ。
もしも、日本の家でこんな味噌汁をだされたらだれもがちゃぶ台をひっくり返すだろいうという味であった。

いったい何なんだ。

調べてみると、日本人経営のカレーライスを出す店というのがあるらしく、CoCo壱番屋も店を出している。
たぶん、その辺に行くと味はかなりまともになるんだろうが、よくわからないローカールの店に行くととんでもなくまずい思いをすることになる。

カレーでもあんなにまずくできるんだね。ということを実感したいなら行ってみるのをおすすめしたい。

大阪に行くより安い? 台湾の台北

東京から大阪に行くには正規料金で新幹線を使うとして、往復30,000円弱。
一方、台湾の台北は片道4から5時間で、格安航空券が往復3万円程度から。

都心から空港に行くのに5,000円程度かかるのが痛いが、もっと安い航空券を見つけれれば新幹線の正規料金よりも安くなるかもしれない。大阪へ高速バスやなにやらで行くのなら、大阪行きの方が交通費は安いに決まっている。しかしながら航空券と空港までの交通費さえなんとかすれば、交通費はかなり近くなる。

交通費が同等として、宿泊費は5,000円程度から数万円など、大阪も台北も大差なし。

台北の違いは、台北の一般的な国際空港は桃園空港で台北までバスで1時間くらいかかるがバス代は300円程度。
市内での移動も、MRT(地下鉄)の料金は100円以下で50円くらい。

数日滞在するとして、大阪の場合は安いとはいえ、1食1,000円と計算して一日3,000円。
台湾の場合、安くしようと思えば、1食200円くらいで十分。飲み物はコンビニのペットボトル1本60円くらいから。ということで、台北での食費は1日1,000円くらい。

3日滞在するとして、大阪では現地で10,000円近くかかる可能性があるが、台湾では5,000円もかからない。
航空券の値段にも夜が、総合すると大阪に行くのも台湾に行くのも大差ない。

これは、東京から大阪以外でも、そこそこ遠い地方に行くのも同じ。日本ってなんか高いね。