iPhone 3Gが安くなったのはいいがいろいろ問題もある

iPhone 3Gの価格はiPod touchの価格はどうなっているんだと思えるくらい安いが、問題もいろいろとある。

iPhone 3Gの売値を安くした理由は、高性能携帯電話だからって、購入時の価格が高いと買ってもらえないということからきているようだ。そこで、月額料金に$10ほど上乗せして、2年間で$240ほどプラスする分、本体価格を$200程度安くしているというというような方式のようで、トータルで考えると安いとは言えず割高となる。

日本の携帯電話では、この方式が去年のうちに終了し、1台5万円程度の端末を月賦購入させることで、端末の高さをごまかす方式にしているが、iPhoneが昔の方式に戻ってしまったのは少々ショック。

結局のところ携帯電話は、端末料金にだけ目がいく浅はかな消費者目線ではなく、イーモバイルの千本会長が主張するように端末価格だけではなく、月額料金などを含め、使用期間中に総額いくらかかるのかが重要なわけだ。

iPhone 3GをAT&Tで2年間使用すると、従来型iPhoneよりも高くなってしまうことに、アメリカの消費者は気づくのであろうか?

そんなことはともかく、月額料金内に端末料金も含まれるようになると、iPhoneを購入した人は確実に電話会社と契約する必要がある。
今までは、アップルストアなどで端末だけ買うということもできて、それをハックすることで、電話会社と契約しないでも使うことができたが、新しくなったiPhoneの基本ソフトは、ハックをより難しくしていることも考えられる。
そうでなければ、昔の携帯電話のように、窓口で一件ずつ契約をしないと売らないという方法になってしまうことも考えられる。

現在のソフトバンクの料金プランではパケットし放題が4,410円、PCサイトダイレクトというのだと9,800円。iPhoneのデータ通信プランが、4,410円より安くなることはないだろうが、これに近ければ、ドコモを捨ててソフトバンクでiPhone契約。9,800円に近ければ、2万円くらいで(買えれば)端末だけ購入、(可能ならば)ハックしてイーモバイルでゴニョゴニョ。ということになるかも。