電話網のIP化じゃなくて、本気でIP電話が既存電話会社を乗っ取る時代

IP電話をインターネットを使った音声通話サービスの会社という事にすると、正確にはP2Pを使ったSkypeは世界中で最も普及しているIP電話サービスなのかと思う。
そのSkypeを買収するMicrosoftはWindows Phoneという携帯電話用OSというか、携帯電話のプラットフォームを推進しようとしている。
一般ユーザーが携帯電話を使用する大きな理由の一つは、音声通話サービスを利用するためだが、Microsoftはその音声通話サービスとして従来式の音声通話サービスではなくSkypeを全面的に使用することだってありうる。

つまり、通常の通話サービスを一切使用せず、すべてIPベースで行うと言うこと。これはWindows Phoneみたいな携帯端末だけでなく、固定電話も置き換えることができる。
現時点でも通話サービスは儲かる物ではないようだが、これによってさらにそれが進み、従来型音声通話サービスが消滅してしまうことがあり得る。

携帯電話会社は単なる電波のインフラ会社になり、従来型電話会社は仕事が無くなるか、FTTHなどの通信網の整備会社になる。