日本からアメリカへ行くために必要な事 #tcsummit

Googleから2015年10月に招待される予定のTop Contributor(トップレベルユーザー)の皆さん、なぜかアメリカ旅行に行くのに検索したら出てきちゃった方、こんにちは。

日本からアメリカに行くのに絶対必要になる基本的な事項を書いておきます。

パスポート
絶対に必要で、これがないと日本から出国することも出来ません。

一般にパスポート申請から取得までは2週間弱かかります。これ以外に本籍地の戸籍謄本が必要になったり面倒な事が多いので、この件に限らず、少なくとも渡航の1ヶ月前くらいから準備しておきましょう。
注意事項としてはパスポートの期限です。パスポートの有効期限が半年後とかだと、どこの国でも入国を拒否される事が多いので、古いパスポートを使う方は十分注意しましょう。

ESTA
海外に行く際には査証(ビザ)が必要になることがありますが、日本人がアメリカに観光や短期の出張に行く際にはビザは必要ありません。
これはビザ免除プログラム(VWP)という制度のおかげですが、2009年から電子渡航認証(ESTA)という制度が出来ました。

ESTAは一般的に「エスタ」と呼ばれていますが、要するに事前に自分でアメリカに渡航しますとアメリカ合衆国政府に申請することです。
ここでは、パスポート、氏名、生年月日等の情報をインターネットで入力する必要があります。

その入力のためのサイトはこちらです。
https://esta.cbp.dhs.gov/esta/

ここでの申請には費用がかかります。14ドルなので1,500円程度ですが、クレジットカードでしか支払えません。
クレジットカードは、VISA、マスター、アメリカンエクスプレス、JCB(Discover扱い)が利用できるので、ほぼすべての日本のクレジットカードユーザーが支払えると思います。

申請方法がわからない場合は、旅行代理店が代行していますし、クレジットカードが無い方も旅行代理店が代行していますが、1,500円の数倍の料金を払うことになるので注意してください。

申請自体は一般的に一瞬で終わりますが、渡航の数日前の申請が必須とされています。
申請した後の番号は控えたりする必要は無く、アメリカ入国時にも何も使いません。ただ単に事前に申請しておけばいいだけです。
申請していない場合は、飛行機に乗せてもらえないようです。

絶対に事前申請を忘れないようにしてください。

条件によってはESTAでの申請が出来ない場合があるようです。アメリカでの入国にトラブルがある方がこの条件に当てはまることがあるようです。
この場合は査証が必要になります。査証を得るにはアメリカ大使館での申請が必要でかなりの時間がかかります。アメリカ入国でトラブルの覚えがあるならESTAでの申請を早めにやって、査証への切り替えが必要になるかどうかを確認しましょう。

クレジットカード
アメリカに限らず欧米全般では、クレジットカードを持っている事はまともな社会人の証拠です。
クレジットカードを持っていない方は、クレジットカードを持てない状況の方と理解されることがほとんどです。つまり、財政状態が非常に悪く、信用が無い方という理解になります。

買い物は現金で払うので、そんなのは関係ないと思うでしょうが、例えば一般のホテルに宿泊するには宿泊代金を事前に旅行代理店が支払っていても、宿泊者自身のクレジットカードでのデポジットが必要になります。
クレジットカードが無いと言うことは、デポジットを払える財政状態ではないので、ホテルでは信用できないため宿泊させないということです。
現金でデポジットを払うという方もいるでしょうが、欧米のホテルでは現金でのデポジットは受け付け無い事が多いです。仮に旅行代理店がホテル代を支払う場合でも、宿泊者は自分のクレジットカードをデポジットとして登録することがほとんどです。
団体のツアーの場合は現地コーディネーターがその辺の処理をしているので、ツアーの場合はその辺の処理がどうなっているのかわかならいでしょうが、一般の旅行の場合はクレジットカードは必須です。

クレジットカードを持たないという、わけのわからないポリシーを日本で謳歌している方も多いですが、そのような無駄なポリシーは欧米社会では無駄でしかありません。
アメリカに旅行に行くなら素直にクレジットカードを取得してください。
欧米へ旅行へ行くのに、クレジットカードを持たないで行くということは、それなりのリスクが待ち構えています。

現地で使うお金
現地ではアメリカドル(以下ドル)しか使えません。
現金、クレジットカードでの支払いはすべてドルベースになります。10ドルなら単純に100倍して、既存の為替に合わせた調整をすればいいです。
2015年6月現在、1ドル120円超なので、10ドルの物を購入するには、100倍した1,000を2割増しにした1200円程度と考えれば計算が速いです。
もしも1ドル90円なら、100倍した後の1,000から1割引いて900円になります。

クレジットカードはVISA、マスター、アメックスは一般的にそのまま使えます。
JCBはDiscoverとして使えるので、Discoverのマークがあるレジで店員が使えないと言ったら、「Discoverとして処理してね」と伝えてください。伝える語学力が無いので不安な方は、素直にVISA、マスター、アメックスを使用しましょう。

現金は、素直に日本発の空港の銀行で両替すればいいです。
アメリカの空港での両替は一般にレートが悪いので、日本での両替がお得です。
両替は、空港でやるよりも街のチケットショップ等の方がレートがいい場合もあります。数日の旅行で多くても数万円を両替するならレートが1ドルあたり1円違ったとして、1万円あたり100円しか変わりません。10万円でレートが2円違っても2,000円の差でしかありません。気にせずに空港の銀行で両替するのがおすすめです。

両替する際は、20ドル札と、1ドル等の小額紙幣を多めにしましょう。100ドル札はアメリカでの店が受け取りを拒否することがほとんどですので、100ドル札への両替は数千ドルを両替するので無ければ止めておきましょう。

現地で銀行からお金を下ろす
日本の銀行口座から現地のATMを使ってお金を下ろせるのは、シティバンクや新生銀行といった一部の銀行だけで、他のほとんどの銀行では対応できません。
もしもATMからお金を下ろしたい、もしくはお金を下ろすような事をして、現金をあまり持ちたくないなら「キャッシュパスポート」みたいなサービスを利用する方法があります。

他には、クレジットカードのキャッシングを利用するという方法もあります。
クレジットカードでのキャッシングをしたことが無い方もいるかもしれませんが、持っているクレジットカードがキャッシングに対応していることに加え、クレジットカードの暗証番号が必要になります。
万が一を考えて、事前に準備しておきましょう。

トラベラーズチェック
使い物になりませんので、もしも持っていたら捨ててください。

まとめ
ということで、
パスポート
ESTA(が出来ない場合は査証)
クレジットカード(もしくは現金)
があれば、アメリカ旅行に行くこと自体は出来ます。