マスメディアが総選挙の日程を気にする一つの理由

2008年9月に総理大臣が新しくなってから、マスメディアがもっとも重視する事項は総選挙がいつなのかという点。

マスメディア以外では、政治家、特に民主党関係者もこの日程はどうなっているのか気にしているようだが、一般国民にとってはほとんどどうでもいいことだと思う。

実際に、総選挙自体がいつなのかというのは国民にとっても非常に重要な点だが、マスメディアと平均的な国民との温度差があるのは事実ではないかと思う。

それでは、なぜマスメディアが選挙日程についてこれほどまで気にしているかという点はいくつかあるが、一つの理由として、選挙があると忙しくなるというのがある。

選挙が行われる場合、選挙の前後数週間はほとんど休みなしで働かなければならない。つまり、マスメディア関係者にとっては、総選挙が行われる前後の期間は休みがなくなるのである。

テレビ、雑誌、新聞は選挙用に枠を用意しなければならなくなるのはもちろん、それにあわせて休みの日程を調整しなければならなくなる。

一般の会社員の場合を考えると、その準備のために土日も関係なく、休んでられない会社の重要イベントがいつやるのか分からないような状態だ。
普通こんな状態になったら、いつになったら日程決まるんだ、休みの予定が建てられないじゃないかということになるが、マスメディアにとっては総選挙の日程はそれと同じ状態なのである。