PDA(スマートフォン)は欲しいけど、結局数ヶ月しか使えないからな

私にとって一番始めのPDAと言える物は、どこかのメーカーのカード式電卓に電話帳機能の入った物。おそらく1990年頃に買った物だと思うが、カードサイズの電卓に電話帳を記録できるという驚異的な機能(実はたいしたこと無い)を持っていて当時は重宝していた。(何に?)

しかし、ズボンの後ろポケットに入れていたら、いすに座ったときか何かの拍子に壊れてしまって、こんな電子手帳(当時の呼び名)は強度が重要だなぁと実感した出来事であった。

その後に購入したのはSonyのPalmTopでPTC-300あたりだ。これは今でも箱に入れて保存しているが、始めは面白かった物の、結局使い物にならないので、数週間でお蔵入りしてしまった。
ペン入力とか当時はいろいろな面白い機能があったが、中途半端なPDAは使い物にならないと実感した初めてのPDAであった。

その後にHPからHP95LXという、ポケットサイズでありながら、PC/XTかなんかの互換機能をもったパームトップコンピュータが出たが、画面解像度などが 中途半端で購入までは至らなかった物の、秋葉原のガード下にある秋葉原ラジオセンターの改札に近いところで売っているのをよだれを垂らしながらみていた記憶がある。

その後、画面解像度なども強化されたHP100LXが登場。NIFTY-Serveをみていると日本語化も出来たと言うことなので、早速購入することに。
購入場所はラジオセンターとかではなく、新宿の紀伊國屋書店アドホック店2Fの電卓売り場。
10MBのフラッシュカードも入れて、20万円くらいはしたと思う。

このHP100LXは大活躍し、今まで使ったコンピュータの中でも使用時間だけでは最も長いのではないかと思う。その後、HP200LXは発売直後に購入。HP100LX自体は使いすぎてハードウェア的にぼろぼろだったが、どうしても欲しいという人に譲ったが、これはPDAとしても今でも思い出に強烈に残っている。

クロックアップ(当時はオーバークロックではなく、物理的にクリスタルを交換)なども行うなど、
活用したHP100/200LXだったが、なぜか熱も冷めてきたところに、Palm Pilotが登場。

当時、個人輸入マイブームだったこともあり、早速日本で一番始めに買ってやると思ったら、NIFTY-Serveで既に買った人がおり、買う気を無くす。

その間にも、腕時計式のデータビューアーTIMEX Data Linkを日本で始めて輸入したと喜んで、翌週秋葉原に行くとT-ZONEで山積みされていたり、いろいろな物に手を出したが、HP200LXをメインに使うのは変わらなかった。

その後、HandspringのVisorが登場したときは(なぜか)これしかないと思い早速輸入し、しばらくく使用。その後、SonyのPalm互換機などを複数購入、またWindows MobileというかWindows CEを搭載した物も年に1から2台程度の間隔で購入し続けていた。

結局、PalmやWindows Mobile関連機器は性能は向上した物の、思うような使い勝手でもなかったため、どんな製品を使っていたのかの記憶すら曖昧だ。

2003年くらいになると、携帯電話の機能もそこそこになり、PDAにはほとんど興味を示さなくなってきた。最後に購入したのがPEG-TG50というハードウェアキーボード搭載の物で、これも使い勝手はたいして良くはなかった。半年ほど使ってお蔵入りしたと思う。

結局、これを最後に、PDAやスマートフォンは使用していないわけで、その後2005年に登場したW-ZERO3はPDAやスマートフォンマニアにとっては久しぶりに興奮した物であったが、これもすぐに新機種に入れ替わるのでは買う気も起きなかった。
W-ZERO3が一応成功したことで、日本でもWindows Mobile製品がいくつか登場し、W-ZERO3 Advanced[es]あたりは、スマートフォンとしては一応かなり良くはなっている物の、PHSというとろいネットワークを使うのでは買う気も起きない。
ソフトバンクからもWindows Mobile端末は出ているが、ドコモの契約を止めたり、複数契約するほどのマニアでもなくなっているので、買う気にはなれない。もちろん端末自体も高いし。

とりあえず、出るのは確実で注目なのはiPhoneだが、電話機能のあるスマートフォンは、国内ではFeliCa機能がないと個人的に使い勝手が悪いし、モバイルWiMAXが始まり、インテルが言うところのMIDなどが出てくるまで待ちがいいのではないかと思う今日この頃。