勝手にMacworld 2008予想

Macworld Conference & Expoが1月15日から18日まで行われる。(カンファレンスは14日から)
ここ数年恒例なのが、初日に行われるスティーブ・ジョブズのKeynoteで、Appleから何が発表されるのか、およびその予想だ。

今年もサンフランシスコの現地時間で1月15日9:00から10:30に行われる。日本時間は16の早朝となる。

ここ数年発表された物を振り返ってみると、2007年はiPhone、2006年はIntel Mac製品、2005年はMac miniやiPod shuffle、2004年はiPod miniとなっており、興味深い製品の発表はこの場で行われるのが恒例になったことがよくわかる。

今年は一体何が出てくるのかという点だが、さまざまなうわさサイトでは小型のMacノートが有力候補となっている。

MacWorld 2008 Rumor Roundup
Ultra-portable Apple notebook to splash down at Macworld Expo

小型のMacノートが本当に出るかはわからないが、確実なのがインテルが45nm版を出したことによるMac ProとMacBook Proのアップデートだろう。これによる単純な機能強化は近いうちに確実にあるが、大幅な改良が行われるかどうかが気になるところだ。
また、映画会社との契約による、映画の配信サービスもあり得るだろう。これに関連して、Apple TVの機能拡張や新製品もあるかもしれない。

追記:Mac Proは1月8日に新型が発表された。8コアで349,800円。

Apple signs film deal with Fox studio

もしも、MacBookかMacBook Proの小型軽量版だとすると、一般的にB5ノートなどは製造コストが高くなるため、MacBookのような20万円弱の製品としては難しい。さらにSSDなどを搭載するうわさが本当だとすると、さらにコストが高くなるため、MacBookではなく、MacBook Proブランドの小型機ということになるのが順当だろう。

また、Macの小型機ということになると、確実に無線機能が搭載されるので、米国ではFCCなどの認定が必要となり、ここからの情報漏れを嫌うAppleのことだからiPodのように、発表日に発売という事はなく、iPhoneのようにしばらくしてから発売ということになる。

発表後、1から2ヶ月以内に発売することにこだわらなければ、1kg強程度のサブノートではなく、より軽量の製品になるということもあるだろう。
チップを供給するインテルは、より小型のプラットフォーム用チップMenlowをCES 08で製品化の予定を発表し、東芝やLenovoから試作機も公開されている。これをAppleが採用する場合は、今年中頃に登場する新しい製品として、今回のMacWorld Expoで発表することも、十分にあり得るだろう。

その場合、タッチパネルインターフェースなどを活用した、小型になっただけではない新しいジャンルの製品ということになりそうで、その出来はもちろん、それが世の中で受け入れられるのかも含め、興味深い製品になりそうだ。

とにかくアップルファンは、年に何度かあるこのようなイベントの度に、新製品予想などが出来て非常に楽しそうだ。Windows系では、ここまで事前情報で盛り上がるメーカーはほとんど無いという対照的な状況をどうみているだろうか。

少なくとも、Mac OSのシェアは今後伸びるだろうし、UNIX系(Mac OS Xもだけど)を利用する人も増えるため、Windows OSのシェア減少は確実。全世界でみるとPCの販売数量は伸びるので、Windowsの販売数量が減るわけでは無さそうだが、ユーザーは楽しい方を選ぶ傾向にあり、ビル・ゲイツ後のマイクロソフトの出方など含め、今後のPC業界がどうなるのか気になるところだ。

Macworld Expo