動画をダウンロードして誰が損をするのか?

映画はWOWOW(有料放送)で放送されるか、飛行機の機内でみるのがほとんどで映画館にはほぼ行かない。
テレビ番組は、放送されたのか、それを録画した物しか見ない。

DVDやBlu-rayなどのパッケージメディアは買っても、見ないでそのままか、よくて一回しか見ないし、すでに山ほどあって邪魔なのでこれ以上買いたくない。

映画の場合、映画館で公開1年ほどでWOWOWで視聴できるが、1年間我慢するしない以前に、まだ見ていないのが山ほどあるので、それを見るだけで数年かかるわけで、1年間我慢するしない以前の問題。
テレビ番組は何らかの形で視聴できなかった場合、見なくても損をするようなことは絶対にないので、どうでもいいし、例えばドラマだったりしたら、再放送があるのでどうにでもなる。
映画以上に、ドラマやテレビ番組のパッケージメディアは買わない。

パッケージメディアなどでしか販売されない物の場合は微妙で、音楽ライブやお笑いライブのパッケージメディアはどうしてもみたい場合は買う可能性もある。

海外ドラマの場合、WOWOWで放送していない物もあり、例えば24なら日本で2万円で売っている1シーズン分が、海外では40ドルとで8割引で買えるわけで、言語とリージョンコードの問題はあるが、日本で買うわけがない。
24なら地上波でそのうち放送するが、WOWOW以外の有料放送で放送される物も多く、この場合は有料放送に加入するよりも、DVDを買った方が手っ取り早い事もある。
そんなのをダウンロードすると、何らかの形で権利者が損をする場合もあるだろう。

ということで、少なくとも私がすでに支払っている有料放送や無料放送で視聴するような動画コンテンツを、ネット上でダウンロードしたとしても、その動画コンテンツの権利所持者が直接被害を得ることはないはず。

ということは、利用者の自分勝手言い分で、ダウンロードしているうちに、利用者としても拡大解釈して、何でもかんでもダウンロードするようになる。
そんなことを防ぐために権利者側が何らかの対処をするようになるのは当然。
かといって、日本のデジタル放送みたいな面倒な権利保護をするのはまた別問題。

個人的には一度も利用した事がなかったが、レンタルという方式もあるし、音楽もダウンロードできるはずだが、iTunesだとかでは権利保護がない物が結構売れているようだ。これは当分続くのだろう。

動画も、映画館の料金やら、DVDだとかの料金、ダウンロードの料金などすべてどうにかする必要があると思うが、利用者も権利者もうまくまとまるのってのが難しいんだろうね。
ダウンロードは止まらないはずなんで、とっととどうにかする必要があるんだけど。