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間違った日本語訳 Textがメールに

アメリカではText Messagingというのが携帯電話でメッセージのやりとりで頻繁に使われている。これは日本で言うSMSのことだ。

日本では一般的に携帯電話会社が提供しているインターネットのメールである@docomo.ne.jpや@ezweb.ne.jpなどのメールアドレスでメッセージをやりとりし、SMSはあまり使われていない。日本では使われていても、国や地域が違えば全く使われていないサービスという典型だろう。

そもそも、アメリカの一般的な携帯電話ではスマートフォン以外はインターネットのメールを低コストで利用することはできない。これはサービス自体が提供されていないからだが、その代わりにSMSであるText Messagingのサービスは充実している。

キャンペーン用などで、たとえば野球場の大画面モニターにクイズが出題され、答え用に通常の携帯電話番号とは異なる短い桁のSMS番号が表示される。ここにSMSを送り、正解ならその送信者の中からプレゼントなどが送られる。また、ポスターなどの広告で詳細を短い桁のSMS番号へと書かれていることも多く、そこにSMSを送れば、詳細が送られてくるなど様々な使われ方がある。
インターネットに連動したものでは、たとえばTwitter用に短い桁のSMS番号が用意されており、自分の携帯電話と連動させれば、MensionやDirect Messageなどがインターネットとはつながっていないはずの携帯電話に送信される。(これはSMSとインターネットを業者が特別に接続しているから)

このようにアメリカではSMSが頻繁に使われており、料金体系もこれに合わせて無制限にSMSが送れるUnlimited Text Messagingとなっていることが多い。

実際、現地ではこのSMSを単に「Text」と呼んでおり、アメリカ映画やドラマでも頻繁に使われている。「Text」を日本語に正確に訳すなら「SMS」だが、一般的には「メール」と訳されていることが多いようだ。

SMSとメールは技術的には異なるものであり、「メール」という日本語訳は正確には正しくない。
しかし、日本人一般のわかりやすさを考えると「メール」が一番だろう。