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えいご漬け

2022年もDSの「えいご漬け」でディクテーション

Nintendo DS用の英語学習アプリ「えいご漬け」が発売されたのは2006年。

当時も話題になって学習ソフトながら大ヒットとなりましたが、音声を聞いて、聞いた音を書くというディクテーションソフトとして、発売から16年経った2022年の現在でも結構使えるソフトです。

一般ユーザーが使いやすい学習アプリとしては、スマートフォン用のアプリはいくつかあるようです。大抵は有料で、QWERTYキーで入力するタイプのようです。
機能自体はおそらく悪くないのでしょうが、他の現代的なアプリ等と比べて「えいご漬け」は手書き入力が出来るというのが最大のポイントです。

さらに、通信機能も必要とせず、バッテリーもそこそこもつ。DS本体自体は中古で2,000円程度、ソフトは中古で数百円。新規で買うなら合計2,500円程度。どこかにしまってあるDSシリーズを使うならソフトだけ。本体もソフトもあるなら無料で英語の学習が可能です。

えいご漬けで使われているセンテンスは桐原書店の「データベース3000 基本単語・熟語(改定版)」の単語やセンテンスを使用しているそうで、この最新版は2016年に出た第5版です。

https://amzn.to/3Rhg5jF

さらに続編の「もっとえいご漬け」もあり、こちらは日常会話をベースにしているそうです。

「えいご漬け」で基本的な聞き取り能力、単語を書く能力などを身につけて、「もっとえいご漬け」でより実践的な英語能力を身につけるというような流れが良さそうです。

えいご漬けの学習時間

えいご漬けのトレーニングレベルは合計6、それぞれ3つにわかれ、1つあたり80のセンテンスがあるので、1レベルのセンテンスは180。

1から6レベル、さらに前置詞なども含めるとセンテンス数は1,000以上。
ディクテーションで書いた後にそのまま発音してなどをじっくりやった場合、5つのセンテンスにかかる時間は3,4分。仮に5センテンスに4分かかるとすると、1レベルやるのに2時間半くらいかかる。

ここまで集中してやれば丸一日で全部やることも不可能ではないけど、1日1時間程度やれば2週間程度で全部終わらせることも可能。

1日30分程度なら1ヶ月くらい。

英語力判定でAA以上くらいがコンスタントに出るようになって、ほとんどのセンテンスが、ほぼ1回で聞き取れ、書けない単語もほとんど無くなるくらいやりこめば、基礎力はかなりつくのではないかと思います。

1日30分を数ヶ月続ければかなり基礎力はつくでしょう。飽きてきたら「もっとえいご漬け」に移行していくのも良さそうです。

もしも、えいご漬けが難しすぎる。聞き取るのが困難なくらいな状況の場合は、レベルを下げた初学生向けなどの学習ソフトをやるのが良いでしょう。

英語の筆記体なんか実際に使っているのは老人だけ説

英語の筆記体は1980年台前半くらいまでは、日本の英語教育で使うのが一般的だったようだが、それ以降は学校によって違うとか、筆記体を教えるのは止めたとかいろいろな情報がある。

そもそも、英語圏で筆記体を普段使っている人がどれだけいるのでしょうか。
普段目にする範囲で筆記体で文字を書いている人というのはほとんどいないような。

Robert N. Noyce Notebooks
https://flic.kr/p/BkN75Q

博物館で50年前に書いた人のノートなんかを見ると、それは綺麗な筆記体(だいぶ読みづらいけど)で書かれていますが、現時点でこんな綺麗に筆記体で文字を書いている人なんかいるのでしょうか。

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そもそもちょっとしたメモ以外に手書き文字自体を滅多に見ることが無く、そのちょっとしたメモもブロック体で書いた物しか記憶にない。

全英語圏で、英語圏サイン以外に使っている人はいるのだろうか。

映画 BROTHERと筆記体問題

北野武の映画BROTHER(2001)で25分くらいに出てくるホテルのメイドからの手紙。
今時、誰も使っていないとうわさの達筆な筆記体で書かれている。

You shouldn’t spend money like this. Five dollars is enough.
P.S. You really should stop smoking.

この後に、弟役の真木蔵人が読んでいるけど、タバコの部分はなぜか読んでない。
筆記体で書いてあるけど、今時あんな筆記体で書くのはおばあちゃんくらいかな。映画公開の2001年ですら。

ただ、1970年代のアメリカ人のノートとか見ると、ものすごく綺麗に書いている人がいてびっくりする。

GoogleのHoSで世界一位なったのでメモ #gHelp

Help on Social Leaderboard

GoogleがTwitter上で展開するGoogleプロダクトのサポート、Help on Social(ソーシャルヘルプ略してHoS)のYouTube English部門で一番となった。
HoSでは回答数等からポイントがつき、ポイントのランキングも表示されるので、自分が全体でどのくらい貢献できているかが客観的にわかる。

現時点でHoS自体が正式に始まったばかりで力が入っているのはGmail等の一部。
YouTubeはEnglishしかないという特殊な状況ながら、ここで1位になったというのは少なくとも現時点でのYouTubeでは世界1位ということなので感慨深い。
もちろん、これは常に変動し、カテゴリによっては600程度のポイントではトップ3にギリギリ入れる程度の所もあり、全体からするとたいしたことは無い。

個人的にこの世界1位で特に注目したいのは、母国語ではない言語での結果という点。
これにはいろいろな利点や欠点もあるので、今後のためにメモしておきたい。

英語の理解度が低いのに文章が作成できる
おそらく私の英語、特に文章の理解度は、一般の英語ネイティブな人が80から90点だとして、20点程度だろう。何も助けが無い場合の、英文作成能力は10点程度、現地の小学生低学年には確実に負けるレベルだろう。
こんな言語が不自由な環境でも、翻訳ソフトの助けを借りながら、より適切だろうと思う単語、フレーズを選びつつ、文章にして英語で疑問に答えている。当然、スペルチェック機能はフル活用する。

まず、ここが驚くポイントだ。

中学校くらいの英語文法、知っている日常会話でのフレーズなんかを駆使し、テクノロジーの助けを借りながら、適当にパズルのように当てはめる。こんな英文作成でもなんとか出来ていると言うことの驚き。

その文章にちゃんと答えが返ってくる
そんな英語が不自由な状態でも、
例えば、「壊れた」「直し方はこう」「でもできない」「これならどうか」「できた、ありがとう」
みたいなやりとりを英語で出来ていて、コミュニケーションが取れていると言うことだ。
言語なんか2割くらいの理解度で、実際の会話でのコミュニケーションは何とかなるだろうが、文章になるとなかなか難しい。
しかし、テクノロジーの進化によって、知識が無くても、様々なテクニックを駆使することで、英文でのコミュニケーションが取れてしまうのだ。すばらしい。

意味を理解出来ていないからこその利点
HoSは日本語でも利用されているが、特に日本のユーザーはTwitter上でマイルールを展開して、このような横やりサービスはいやがられがちだ。
内容が完璧にわかり、深読みも出来るだけに、こんなユーザーにこんな事を書いたら、キレられたらどうしようとか考え出すと、答えてあげたくても面倒くさいのがいやだから止めておこうという事になりかねない。

一方で、英語の場合、理解度が低いので、そんな深読みをする余裕もなく、適当に読んで、書いての繰り返し。
中には怒ってくるような人もいたようだが、そんな時は、何かいているか解らないからスルーすればいいや。で終わり。
日本語なら嫌になることも、書いていることが解らないという都合のいい解釈をして全く気にしない。

中途半端な理解状態だと細かいことを気にせずに出来るのはすばらしい。

やり始めて約1ヶ月何が変わったか
確実に読解速度が上がっている。
確実に単語の入力速度、文章作成速度が上がっている。
おそらく、英語の理解度も20点くらいから21点くらいに上昇しているだろう。

つまり、英語の能力が向上しているということ。

さらに、英語でのコミュニケーションに以前より抵抗を感じなくなった。
英語でのコミュニケーションに抵抗は一切感じていないと思っていたが、それでもどこかに抵抗があったようで、その抵抗もかなり緩みつつある。

HoSの英語でのやりとりの数をこなすことで、こんな気づきがあるとは全く想像もしていなかった。

今後の予定
まだまだ文章能力は弱く、書きたいと思うことを日本語の2割も出せていない。つまり英語の文章能力はまだ低いまま。

ここはaなのかtheなのか、そもそもこれは入れる必要があるのか。これは複数形にすべきかとか細かいことを考え出すと切りが無い。
そんなことも、他の文章を読んで買い手を繰り返していくうちに、日本語の文法をしらなくても、自然にてにをはが身につくようになるんでは無いかと思っている。
さらに文法等を別途学習すれば、この理解度も上昇するのではなかろうか。

結論
HoSは英文作成および、コミュニケーション練習には最適。
この練習台に使われている方々には感謝するほかない。

メモいろいろなツールは何を使うか
基本はGoogle翻訳。ソフトと言うよりもWeb上のサービスだろう。
知らない表現、単語の翻訳、一度英語で書いた物を単語、文法的に変すぎないかををチェックするためにも使い。より適切な用語を探す類義語辞典としても使っている。
これに加えて、普通の電子辞書も併用する。
さらに必要なのはネットスラングの辞書、例えばUrban Dictionaryなんかは必須だ。

英語のCapとHatの意味の違い

縁のある帽子がHatで、周囲に縁のない野球帽みたいなのがCapという事になっているようだ。
実際に服飾系の正式な用語ではそうなっているだけで、アメリカ人なんかは全部含めて帽子はHatという言葉を使っているように個人的には感じる。

要するにコートもジャンパーも服の中の「上着」の「Jacket」という分類であるように、頭にかぶる物は全部とりあえず「Hat」という「帽子」という物で意味が通じているからそれで十分といった感じ。

正確にはBaseball Capだったり、そのときに応じて用語を使い分けているようだが、その辺の違いを正式に使い分けようとする日本人だから英語が上達しないんではなかろうか問題。

結論
帽子はとりあえず全部「Hat」でいいだろ。