Amazon.co.jpで書籍の内外価格差を調べる

Amazonのようなオンライン販売が利用出来る以前の、日本における洋書販売リアル書店での海外書籍は現地価格の数倍、注文した場合、日本の書籍でも数週間なのに、洋書だとひどいと数ヶ月単位でいつ届くかわからないとい状況でした。

それがAmazon.comを初めとするオンライン販売サイトの登場で激変し、販売サイトも結局の所実質Amazonだけが生き残るという状況になりました。
そして、リアル書店は絶滅の危機にありますが、書籍の内外価格差問題はまだまだ継続しています。
面白いのが、国毎の違いがAmazonで簡単に可視化できる状況になった点です。

例えば、2018年にアメリカ等でベストセラーになったイスラエル諜報機関 暗殺作戦全史という紙の書籍の日本語版は上下巻で合計7,040円です。AmazonでのKindle版は6,336円で若干安くなります。

これがAmazon.comでのUS版ハードカバー版は$19.11、ペーパーバック版は$18.88です。(謎ですが、これを書いている途中にハードカバー版は$13.81から急に値上げしました)
Amazon.co.jpでの同じ版の価格はKindle版 1,500円、ハードカバー 3,533円、ペーパーバック 2,416円です。

USでの通販事情

なおAmazon.com含めてアメリカでの送料は国内向けでも死ぬほど高く、例えばLA宛てにすると3日後到着で$5.99、当日到着で$9.99です。

到着までの時間がかかるわりに結構送料が高いので、USでのリアル書店での価格を見ると、Barnes & Nobleではハードカバー版が$35.00。リアル書店で買えばすぐに手に入るので、ハードカバーにこだわって在庫を探すとLAから100マイル(160km)離れたサンディアゴ店で在庫がありました。
B&Nでのペーパーバッグ版は$20.00ですが、こちらは実店舗でかなり並んでいるようです。

版を選ばなければ、ある程度売れている本は買いやすいですが、こだわると2018年のベストセラーですらリアル書店での入手はかなり苦労します。
これが売れてない本だとリアル書店での入手は絶望的でしょう。

例えばAmazon.comのSecurity & Encryptionで14位で、日本だったら大きめの店ならどこでも並んでそうなO’ReillyのMastering BitcoinをB&Nで探すと、在庫がある店は1/5程度でしょうか。

例えば、LAで在庫ある店を探して、片道13マイル(20kmくらい)運転して、たいして安くもない物を買いに行くという面倒さを選ぶのか。
Amazon Primeなら送料無料で翌日着だけど入っておらず、送料はそこそこするけど、場合によってはオンラインの方が安く、数日後に届く便利さのどちらを選ぶかは状況によって変わりますが、オンラインを選ぶ方が多いでしょう。
そしてさらに様々な特典がつくAmazon Primeに加入してしまうという流れ。

洋書の価格問題

本題の洋書の価格問題ですが、B&Nのハードカバーの価格が本の裏に書かれている定価とすると約4,000円。これを翻訳すると2分割して合計約7,000円で1.75倍。

他の言語の翻訳を調べるとドイツ語版はAmazon.deでハードカバーが36.00€。Amazon.co.jpで同じ物を買うと5,276円。
1ユーロ130円とすると4,700円なので、日本の価格は妥当なところですし、日本のほとんどの翻訳書のように翻訳だから高くなると言うことはなく、元々の価格も妥当なところです。

USでのハードカバー版の価格は$19.11で、日本のAmazonで買うと3,533円。だいぶ割高です。

一方でUK版もあり、Amazon.comではUS版、Amazon.co.ukではUK版が買えますが、Amazon.co.jpではUS版、UK版が購入可能です。

UK版を日本で買うと、Kindle版 993円、ハードカバー版 3,533円、ペーパーバック版 2,416円。
Amazon.co.ukではKindle版 £6.99、ハードカバー版 £28.11、ペーパーバック版 £9.99なので、日本での価格は妥当なところです。

USのハードカバー版をAmazon.co.jpで買うと3,533円ですが、USでの$19.11でこの価格がセール価格だったとすると、そんなに高くはないのかもしれません。
B&Nでの$35.00が定価だと考えると多少安いが、USの価格はリアルタイムに反映されていないという事もわかります。
これはUKでのペーパーバック版£9.99が2,416円なことも、同じような問題なのかも知れません。

Amazonで調べる内外価格差

イスラエル諜報機関 暗殺作戦全史の価格をまとめると次のようになります。

Kindleハードカバーペーパーバッグ
日本語6,336円7,040円
Amazon.com$13.16$19.11 最安$18.88
日本で買うUS版1,500円3,533円2,416円
Amazon.co.uk£6.99 最安£28.11£9.99 最安
日本で買うUK版993円3,533円2,416円
Amazon.de14.99€36.00€18.00€
日本で買うドイツ語版2,203円5,276円3,015円
Amazonでみる同一内容書籍の価格

英語の書籍の場合、全世界同一の書籍として販売されていることもありますが、今回の例ではUS版とUK版がある様なケースもあります。
なぜか、ほぼ同じ言語で、おそらく販売地域も出版社の営業範囲内での取り決めがあるのでしょうが、Amazon.co.jpでは両方を購入可能で、結果的に安い方を選べます。

日本語版は高いが、英語版を選べばだいぶ安いという結論になります。
UKのKindle版が1,000円だとすると、日本語ハードカバーは7,000円なので1/7になります。(英語が読めればですけど)

価格は2021年11月4日調べ。

第49回衆議院議員選挙 YouTuberの状況

2021年10月に行われる衆議院選挙で職業YouTuberと報道各社が紹介している候補者のチャンネルが、公示日の10月19日から10月30日までにどうなったかを記録します。

職業YouTuberと表示している報道機関は限られるので今回は毎日新聞の情報を利用します。

埼玉3区
河合悠祐
https://mainichi.jp/senkyo/49shu/meikan/?mid=A11003003003

https://www.youtube.com/channel/UCPOwSc_mTevZOVU_5eeMnKA
1,768,855 viewsから1,799,935 viewsへ。視聴回数3.1万回ほど増加

北海道6区
斉藤忠行
https://mainichi.jp/senkyo/49shu/meikan/?mid=A01006001001
https://www.youtube.com/channel/UC0zFctkEFC7uJ6QsYY2DEfQ
2.64k から 2.74k へ。登録者数100人増加

奈良3区
加藤孝
https://mainichi.jp/senkyo/49shu/meikan/?mid=A29003004004
https://www.youtube.com/user/golfdojokatou
8.81k から 8.97k へ。登録者数160人増加

東京13区
橋本孫美
https://mainichi.jp/senkyo/49shu/meikan/?mid=A13013005005
https://www.youtube.com/channel/UCnc9qHPhS0VC-cpK_sEIPsA
5.48k から 6.05k へ。登録者数570人増加

以上

AppleとGoogleのアプリ内課金の制限が緩和された後に予想されること

AppleやGoogleなどのプラットフォームは、アプリ内課金などを自社のプラットフォームからに制限している。
2020年のFortniteとの裁判、日本の公正取引員会の調査などもあり、この制限は緩和されようとしている。

https://www.apple.com/jp/newsroom/2021/09/japan-fair-trade-commission-closes-app-store-investigation/

簡単に言えば、アプリ内課金でAppleやGoogleのプラットフォームを使わずに、自社の決済サイト等へのリンクを設置出来るようになる。
これによって、AppleやGoogleによる30%などの手数料をアプリ提供側が支払わなくて良くなるので、ユーザーはより低価格にサービスを利用出来るようになる。

実際には外部リンクを設置しなくても、わかっているユーザーは自分でお得な所を見つけて決裁すればいいだけの話。スキルの低いユーザーやリテラシーの低いユーザーにとっては選択肢が広がる。

問題はこのリテラシーの低いユーザーだ。

アプリによっては悪意を持った外部サイトを設定することがあり得る。
そんな悪意を持ったサイトにクレジットカード情報等を入力する事で、新たな詐欺の被害にあうことが考えられる。

今までは決裁はAppleやGoogleのプラットフォーム上で行っているので、何かあればAppleやGoogleに苦情を入れる事が出来た。
今後は自分で各サービスに決裁情報を入力するので、その後にどうなるかはわからない。全ては自己責任になる。

プラットフォーム側もある程度審査するだろうが、それを回避するような事も多数発生することになるだろう。

プラットフォームとしてはそれによる危険が認知されることは自社の囲い込みに有利になることもあり得る。

iTunesとYouTubeの映画字幕サイズを比較する

YouTubeもようやくiTunesの用に1つ購入するだけで複数言語に対応するようになったが、字幕サイズが各プラットフォームで異なる状況な事がわかったので、いくつか調べてみた。

iTunesで販売、レンタルされる映画は、2017年頃から字幕版と吹き替え版という形態ではなく、1つ購入するだけで数カ国語の音声、何十カ国語の字幕が含まれた状態になっていた。

YouTubeやGoogle PlayでもiTunesに追いつき始め、2021年頃からiTunesと同様に1つ購入するだけで複数言語に対応するようになっている。
ちなみに、Google Playで購入した映画はYouTubeで再生可能で、YouTubeで購入した映画はGoogle Playで再生可能。

従来の字幕版は映像自体に字幕の文字が埋め込まれ、字幕を消す事が出来なかったが、複数の字幕に対応した物は、文字だけを映像の上に表示する形なので、字幕文字を消すことも他の言語に対応するのも簡単に可能。

しかしながら、この文字サイズ等はシステムで自動的に設定されているので、ユーザーが勝手に変更できないのは残念だ。しかもプラットフォームによってフォントやサイズもかなり異なっている。

iTunesとYouTubeの字幕サイズ比較

YouTube埋込というが従来の画像に文字が埋め込まれた字幕で、日本では数十年間親しまれたサイズになるだろう。
16:9の一般的なディスプレイで表示した場合、各プラットフォームが表示する字幕はiTunesは小さめ、YouTubeは大きめになっている。

映画でよくある16:9以上のワイドサイズのスコープサイズの場合、iTunesでは上下の黒枠部分を使わずにスコープサイズ準拠の文字サイズになる。
このため、iTunesでスコープサイズの場合はさらに小さくなる。
YouTubeはスコープサイズでもディスプレイの表示サイズ基準の文字を表示している。
2021年8月現在

iTunesとYouTubeの字幕サイズを確認する

1920×1080 72ppiで文字サイズを比較するとフォントが異なるので正確ではないがおおむねこのようになる。

2:39:1 iTunes 36pt
1.79:1(16:9) iTunes 50pt
YouTube埋込 67pt
YouTube 72pt

つまり、従来の画像に埋め込まれた長年親しまれた字幕サイズが67ptだとすると、YouTubeの字幕は1割程度大きく、iTunesは2割程度小さい。iTunesはスコープサイズの場合はさらに小さくなる。

キャッシュレス派としての1つの意見

基本的にキャッシュレスで生活している。
キャッシュレスというのは現金をなるべく使わない生活のことで、現金を使うのを一切止めるという意味ではない。

キャッシュレスの日常

もちろん、現金を使うのを一切止める生活をしている人もいると思うが、日本では実質困難である。
そのため、まともなキャッシュレス派は現金自体はいくらかは持っている。持っているというのは常に財布に入れて持ち歩いているという意味ではなく、少なくとも数千円は家のどこかにあって、使おうと思えばその現金を使えるような状態のことだ。
キャッシュレスはでも大半は数万円くらいはどこかにあるだろう。

キャッシュレスでは災害があったときに困ると言われている。
10年に1度あるかないかの時にも備えて数十万円以上を常にタンス預金しているような人の意見なら納得するが、数万円持っている程度で災害の備えになるのだろうか。
世の中がほぼキャッシュレスになった場合の災害時は、現金以外の手段でやりとりをするようになるだろう。(例えばツケのようなこと)

どうしても現金でしか支払えず、そんなことが続いて現金が少なくなったらATMで現金を引き出すことも普通にする。

キャッシュレス派は、支払いで選べるならキャッシュレスを選ぶし、近くに似たような店があり、どちらかが現金のみ、どちらかがキャッシュレスで支払えるならキャッシュレスの店を選ぶという事。
好んで現金で払うのは、現金で払うと大幅に値引くような場合のみだ。(そんな状況は見たことない)

例えば、すごくうまいラーメン屋が現金のみで、大してうまくもない様々な支払いに対応しているラーメン屋が近くにあった場合、その時に現金を持っていればすごくうまいラーメン屋に行く。
現金がなければ、まったく別の店に行く、食べないという選択肢もありだ。

そのため、支払い手段がわからない場所に行くような場合は現金も持って行くのが通常。
わかってうまいラーメン屋に行くときは現金を持って行く。

どのキャッシュレスが主流になるか

キャッシュレスで重要なのが、どの手段で支払えるかだ。

最近はQRコード決裁がキャッシュレスと勘違いされているようだが、キャッシュレスとは現金を使わない決裁全ての事だ。
クレジットカード、交通系などの電子マネー、QRコード決済が主流だろうが、これらは全てキャッシュレスだ。他には口座振替などもキャッシュレスに入る。

この中でどれが主流になるかはその国の情勢、経済状態、各種決済の普及率等で変わってくる。

日本のような先進国は他の先進国のようにクレジットカード系のキャッシュレスが普及するのが通常の流れだろう。
中国のように現金が信用されず、クレジットカードが基本的にない国ではQRコード決済も普及するかもしれない。日本の交通系電子マネーの利点は、駅の改札での速度らしいが、クレジットカードのタッチ決済の速度は特に遅いわけでは無く、大きな利点はほとんど無いのでは。
実際に日本と同様の客数のロンドンの地下鉄なんかは全く問題が無い。一般の販売店で決裁が遅いのは他の問題だ。

そのクレジットカード系決済も、世界的な標準のVISA payWave、Mastercard Contactless、American Express Contactlessに対応するのが標準と思う。iD、QUICKPayなどの日本国内規格は何のために存在しているのかわからない。

これに対応すれば、スマートフォンに取り込んだコンタクトレスで、フィジカルカード(物理的なクレジットカード)を使わずほとんどの決裁が可能だ。
おおむね1万円以上ではフィジカルカードが必要になるのが世界的な主流らしいので、QUICKPay+ などで上限が高い場合は便利な点でもある。

日本ではクレジットカード系のキャッシュレスが浸透するのが最も自然な流れだと思う。
これさえ対応できれば、欧米でキャッシュレスが当たり前になっている国からの旅行客も、そのまま対応可能。

特に公共交通機関の改札でのクレジットカードのタッチ対応は日本のみならず全世界で対応して欲しい。

あるキャッシュレス派の考え方

現金を絶対使わないわけではない
現金を全く持たないわけではない
現金かキャッシュレスで選べるならそっちを選ぶ
クレジットカード系のキャッシュレスが普及の本命