テレビをダラダラ見る習慣を無くす方法

テレビを見ていると時間をつぶせるし、様々な情報が簡単に手に入る。音もあるし、画面も明るく何かが写っているので部屋の中が寂しくない。なによりも、電源を入れるだけで勝手に様々な情報が表示されるので簡単でいい。

これほど利便性の高いエレクトロニクス製品は他にはないが故に、テレビ視聴が中毒のようになって、そこから抜け出すのが大変になくなってしまう。

そんなテレビが無くなると場合によっては生活に支障を来すこともあるが、インターネット環境とパソコンなどがあれば、無くても取り立てて問題ではない。
もちろん、わざわざ捨てることはないし、全く見なくなると言うような極端な事をするのはどうかと思う。
また、最近はテレビ番組の質も問われている。たしかに下世話な番組も多いが、教養として見ておくと損はない番組も多い。

ここで書くのは、テレビを見るのを止めようということではなく、テレビに依存してしまった習慣を、こうすれば解消できるという方法の一例にすぎない。

テレビは見たい番組だけ見る

要するにこれだけだ。

これをやるのは結構難しい。特定の番組を見ていると、その番組中やコマーシャルなどで他の番組の宣伝が入り、宣伝された番組が面白そうに思えてしまうを繰り返すと時間のある限りテレビを見る羽目になる。
これを防ぎ、見たい番組だけみるのに有効に使えるのが、録画機能だ。最近はテレビ本体で録画できる製品がいくつもあるため、それらを使っても良いだろう。

1週間の中で欠かせない番組は誰でもいくつかあると思うが、それを録画予約する。
録画予約した物だけ後で見ればいい。
これだけで、番組中に予告された他の番組を見られる機会は激減する。この後すぐというようなのは録画する前に終わっているし、宣伝などは早送りすればそもそもその番組を知ることもなくなる。

ということで、

テレビ番組表など事前情報は見ない

これは非常に重要だ。テレビ番組表は一種のテレビ番組の宣伝で、このチェックを欠かせない人もいるだろうが、これを見る癖を無くせば、面白そうな番組を知ることもなくなる。
放送していることを知らなければ、見逃す見逃さない以前の問題になる。見逃して損したと考えるかもしれないが、その情報を知らなければ全く問題にならない。
良い例では、国外で放送されている番組でも、言語はともかく面白い番組は多い。それらの番組のほとんどは、他国の人には知られておらずいくら放送したところで外国でみれなければ関係ないし、その番組をやってることすら知らないのである。

リアルタイムでみる必要があるのはスポーツ中継くらい

リアルタイム情報としては必要なのは自分に直接関係のある災害や、スポーツ中継くらいだ。
自然災害などはともかく、スポーツ中継はリアルタイムで見ないと面白みが半減する。60億人に同じ番組を同時配信しても電力はともかく技術的に問題ないのが、現在の電波で放送するテレビ放送。
好きなスポーツがある場合、リアルタイムにテレビで楽しもう。

ニュースは見なくても問題ない

ニュース番組なども生の情報を扱っていることが多いので、なるべくリアルタイムに近い時間で視聴したい物だが、そもそもニュース番組を見る必要はない。
従来、ニュースは新聞やラジオかテレビで知るものだったが、最近ではインターネットで簡単に手に入る。
自分が必要と思う分野のニュースだけ知るのも簡単だ。
30分のニュース番組を見るのに30分かかるが、インターネットのニュースならタイトルを見て自分が気になるニュースだけを読めばいい。テレビニュースの魅力は、映像が付いていることだが、最近ではニュース映像をネットで公開しているテレビ局も存在する。映像をみたければそれらを使えばいい。

テレビを見ない状況を作る

朝起きたら、とりあえずテレビのスイッチを入れる。家に帰ったらテレビのスイッチを入れるという方も多いと思う。テレビを見なくてもいいようにするには、このような習慣をはじめに止めてしまおう。

とりあえずテレビのスイッチを入れるという習慣は、それが簡単にできることが原因の一つだ。リモコンをどこかにしまう。主電源を切るなどしてスイッチを簡単に入れられなくしてしまおう。

無意識のうちにスイッチを入れる習慣はそう簡単には直らないが、数週間続けられたら次のステップに行こう。

どうしてもテレビを付けてしまう癖が抜けない場合、テレビ放送ではなく、別途音楽を流したり、自然の映像を撮影した物などを音を消してみるようにしよう。とにかくテレビ放送をなんとなく付けてしまい、ダラダラとみる習慣をやめるようにしよう。

テレビ番組の事は人と話さない

友人とのコミュニケーションで、テレビ番組の内容が話題になることがある。この話題に乗り遅れないためにドラマなどを見る方もいるそうだ。20年前ならともかく、多チャンネル化の今、特定のテレビ番組の話題で盛り上がれること自体珍しいことである。それでも、その話題に乗り遅れまいとするならみるしかないが、特に気にならないならわざわざ見る必要はない。
テレビの話題がなければ他の事を話せばいい。単発の良い番組をやっていたという話なら、どんな番組だったか聞いて上げよう。話を聞くだけで、その番組を見たも同然だ。
もしも、テレビの話題しか会話が無いような友人ばかりなら、そんな関係はそもそも考え物だ。

録画はなるべく少なく

テレビ放送は基本的に録画で見るようにするが、録画自体を控えよう。1日に1番組程度にして、それらの番組は週末などにまとめてみるようにしよう。
毎日のように録画した番組を見ていると、録画番組を見るという習慣が出来てしまい、結局テレビを見る習慣に戻ってしまい危険だ。

テレビよりも有意義な情報を得られる手段を探そう

テレビに何を求めているかにもよるが、エンターテイメントならDVDなどでお笑い物を見ればいいし、ニュース自体はインターネットの方が便利だ。教養はテレビでわかりやすく解説された物が多いが、それらは何らかの本がベースとなっていることがほとんどだ。

テレビでたまたま見た情報という出会いもあるが、常にアンテナを張って情報を探すようにすると、受け身でしかないテレビ情報よりも深い情報に出会える事もある。

テレビをダラダラ見る習慣を無くす方法」への1件のフィードバック

  1. 長尾 泰子

    まったく同意見です。最近テレビを見なくなったのですが、今までの自分がいかにテレビに踊らされていたのかと痛感します。そしてもう一つはCMの嵐。大杉!ます。やはり生見は、スポーツぐらいですね。

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