日本への入国審査や税関などの手続きは、従来の紙による税関申請に加えて、Visit Japan Webによる電子化された物があります。
2025年現在新しい制度と古い制度が平行して運用されていますが、新しい制度は日々アップデートされていて、固定化される気配がありません。
そんな2025年春の無駄な運用についてまとめましたが、その後更にアップデートがあったようです。
すでに2025年春の段階で始まっていたようですが、共同キオスクによる運用で、パスポートのスキャンを1回行い、その段階で顔認証。あとは顔認証だけで入国審査、税関を素通り出来る制度が始まっているようです。
このあたりの制度は空港やターミナルによって違うので、状況を確認するには数ヶ月おきに様々な空港やターミナルを使う必要がありますね。
この制度を出入国在留管理庁は、共同キオスクを使ってウォークスルーゲート(WTG)を使った運用としています。
https://www.moj.go.jp/isa/06_00024.html
この制度を使うと、
- 入国審査前にVisit Japan Webで入力
- Visit Japan Webで表示したQRコード、パスポートを共同キオスクで読み取り、顔認証する
- 入国審査を顔認証で素通り
- 荷物を受け取り、税関審査が不要と判断されれば顔認証で税関素通り
となります。

共同キオスクを通る際に、税関審査が不要と判断されるかはその時の表示番号によります。
共同キオスクでの処理時に利用する窓口が表示され、この時点で自分がどの状態かわかります。
この制度の唯一の欠点は共同キオスクで表示された窓口番号のa、b、c、dなどの表示を覚えておかなければいけない点でしょうか。
おそらく、人力での税関検査が不要と判断されて素通りしようとしても、人力で別途声かけられるようなことはあるんだと思います。
この制度は外国人観光客にも使えますが、指紋認証もあるようです。
外国人向けには日本版ESTAを2028年に導入するそうなので、さらに3年後までにまた制度も変わるのでしょう。
そもそも、Visit Japan Webで登録した内容を、いちいちQRコードで読み取るというのもなんでしょうか。パスポートと紐付いているので、QRコードを読み取る必要すら内容無き菓子マス。
人間による税関でも顔認証でパスポートもQRコードの提示も不要のような気がします。
おそらくまだまだ改良点は沢山あるので、2026年にもまた制度がいろいろ変わっているのでしょう。