大げさ報道の熱中症

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熱中症という言葉自体ここ10年ほどでメジャーになったような気がする。
以前は熱射病とか、日射病とかいろいろ言われていたような気もするが、個人的な記憶では定かではない。唯一、光化学スモッグだと夏場は外にいると危ないので部屋の中に行くというようなのだけは記憶している。

それはともかく、政府の資料などを読むと、熱中症が最近メジャーになった理由がわかってくる。
1995年頃から熱中症による死亡者数が急増しているわけだが、これは死亡診断書の書き方が変わったことが原因だという。
しかし、この死亡者数は年間200から400人程度なので、交通事故が年間1万人だとかのレベルに比べると圧倒的に少ない。
ちなみに、ガンの死亡者数は年間30万人だそうだ。
こうしてみると、熱中症の報道が過熱しすぎていることがよくわかる。死亡率だけで報道内容を選ぶなら、熱中症以外の病気を大きく報道した方がいいと思うが、最近は熱中症で死ぬ人が増えすぎているような印象さえ与えている。

家庭に冷房が普及したのは1980年代に入ってから、企業に冷房が普及し始めたのは1970年代に入ってからと思われる。その前の時代に、死亡診断書の書き方が異なるとは言え、冷房が無くて熱中症で死ぬ人が年間数十人レベルだった事を考えると、冷房を止めたくらいで熱中症の死者数が大幅に増加するとは考えられない。
もちろん、死亡者数は相対的に増えるのだろうが、それが2倍になったところでガンだとか交通事故に比べたら大差ない程度の増加でしかなさそうだ。

そもそも、1980年代 まではスポーツ中の水分補給が禁止されていたような異常な時代であり、その頃と比べると今の環境は冷房が止まったとしても別世界である。

飲み物も豊富にあるし、熱中症の予防くらい簡単では無かろうか。

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