俺と百度 Simejiの入力データ送信問題を受けて

百度はBaiduと読んでいるが、ATOKでは「バイド」と入力しても変換しないので「ひゃくど」と入力している。
この百度だが、中国のサービスながら、Simejiという日本語入力IMEを無料提供していた。

このSimejiが入力した文字をバグであったのかもしれないが、全部送信していたというから日本では2013年12月末に話題となった。
このSimejiはAndroid関係で見たことはあったが、実際に個人的に使用したことはない。
このため、Simeji自体には何の思い入れもない。

一方で、百度に関しては、この百度という名前を見るたびに思い出す1つの出来事がある。

以前、北米行きの飛行機に乗る際、長距離なので通路側に座るわけだが、乗ろうとした席にはすでに先客が座っていた。
確認すると、先客は私の席に勝手に座っていた隣の席の人で、すぐに移動してもらった。

このアジア人で50歳前後と思われる先客は、常に片足をあぐらをかいた状態にしており、狭いエコノミーシートで左右の客には直接迷惑にならない物のシート幅ピッタリくらいの脚が横にあるような状態になって、見た目邪魔な状態になっていた。
こんなヤツの隣で10時間もいるのはいやだなと離陸までの時を過ごすことなった。

機体が動き出してから離陸まではまともに座るだろうと思っていたが、その気配がない。
客室乗務員は客がシートベルトをしているか、イスを倒していないか見に来るわけだが、態度の悪い客の足はあぐらをかいた状態、イスは最大限に倒した状態にしていた。
客室乗務員に言われてイスを直そうとするが、どうしても通常の状態で固定出来ない。

それもそのはず、お前のあぐらをかいた短い足が常にイスを倒すボタンに触れているからだよ。

この状態に気づかなかったのか、イスが壊れていると判断した客室乗務員は、席の移動というオプションを行使した。
客室乗務員が言うには「very good seat」だそうだ。

態度の悪い客は急いで荷物を持って席を移動していった。
「very good seat」がビジネスなのかファーストなのか知らないが、態度の悪いオッサンが隣から消え、空席になったことを私と反対の客は大喜び。

試しに、対象のイスを通常の状態にし、押してみるが自然に倒れてしまうようなことはない。やはり、あの態度の悪いオッサンがボタンを押し続けていたのが原因なのだ。

そのオッサンが読んでいた本が「百度が成功した10の理由」みたいな内容の物だった。
中国語の本だったので、正確には知らないが、漢字からそんな感じに見えた。

これにより、百度に注目しているヤツはしょうも無い(人もいる)という認識が芽生えたのであった。