ステディカムはTiffenの登録商標で、ギャレット・ブラウンにより開発された、手持ちカメラの免震装置。
ようするに、普通に歩きながら撮影する際、歩いたときの振動が発生するが、ステディカムを利用することにより、流れるような映像を記録できるという素晴らしい装置。
映画や、TV番組の撮影ではよく使われ、最近では特に米国のスポーツ中継でもかなり活用されていることが番組を見ていてもよくわかる
このステディカムは基本的にプロ用であり、価格はものすごく高い。
例えば、コンシューマー用のビデオカメラなどに使えそうなSteadicam Merlinはこれだけでカメラ本体が買えそうな10万円弱という非常に高価な設定となっている。
こんな価格では導入する事はできないが、ネットで調べると自分で作る人も多いようなので、自作してみることにした。
原理は簡単で、振り子のような感じになればいいので、カメラ固定部分をどうにかして、棒におもりをつければいいのではないかと思われる。
鉄のパイプなどホームセンターで手に入る物で作るという手もあるが、この場合、見栄えも悪いし持ち運ぶときに不便なので、既存の部品をその場で組み立ててできないかと思い、カメラ屋で部品を集めて作ってみた。
使った部品
- ハクバ 一脚ポール50 3,087円
- エツミ スライディングプレート E-6081 1,470円
- SLIK ミニボールヘッド SBH-1004 1,323円
- エツミ 止めネジ(オス・オス) E-6085 588円
- エツミ 止めネジ(メス・メス) E-6084 588円
下の方はとりあえず、余ってる電池を使ってバランスを取ることでそれっぽくなった。
家の中のテストではそれなりにうまくいっているが、近所でテストしてみた結果が以下の動画。
歩いているときの上下の振動は抑えられているようだが、はっきり言ってほとんど効果はない。
そもそも撮影方法が下手くそなのかもしれないが、カメラ自体がぐらぐら揺れてしまい、安定した動画にならないのはどうすればいいのだろうか。
バランスを考える、重さを調節する、など。
よくわからないので、今後の課題としたい。
以下、自作ステディカムで参考になりそうなサイト。
http://itoh-av.studio-web.net/page006.html
http://homepage.mac.com/tonfa/tonfa/unnun/myst.html
http://kamiya1.hp.infoseek.co.jp/index1.html
http://elm-chan.org/docs/photo/hhsc_j.html
http://www.cs.cmu.edu/~johnny/steadycam/
http://www.bealecorner.com/trv900/steady/steady.html