勝手に妄想2010年に登場する(?)次世代Xbox

次世代Xboxは、現行世代が2005年末に出たことから考えると、5年経過する2010年頃には登場するのでは無かろうか。
2010年に出すためには2008年頃から、半導体関連ベンダーと正式契約しアーキテクチャを固める必要がある。

Xbox 360の時は、2003年にATIなどと契約し、2005年末に製品として出てきている。
現在全く情報がないところや、最大のライバルであったPS3が完全にずっこけている事を考えると急ぐ必要もなく、2009年という事は無い。
ということで、今年くらいに次世代機に関する何らかのニュースがあれば、2010年末の発売で間違いは無さそうだ。もちろん、Wiiに勝つために新機軸の開発で、1年ほど遅らせると言うこともあり得る。

どんなハードウェア構成になるのかを勝手に妄想してみる。

半導体の製造プロセスで予想すると、インテルが32nmプロセスを投入するのが2009年。その後に投入するプロセスでは、インテルもEUV(Extreme Ultra Violet:極紫外線)露光を採用してくると思われるが、他社は32nmでEUV露光を採用することもあるだろう。EUV露光は従来技術の延長線上にはないため、インテルを含めEUV露光で製造する半導体が、従来と同じスパンで登場するとも限らない。

2010年にインテル製もしくはインテルと同等の開発力のある製造メーカー製の半導体を使えば32nmもあるが、他社の場合45nmプロセスでということも十分あり得るだろう。
逆に言えば、32nmより進んだ半導体を採用するのは困難かもしれない。

メモリは何を採用するかはわからないが、現行機が512Mbit×8で512MBであることを考えると、2Gbit×8で2GBもしくは2Gbit×4で1GB。2Gbitがまだ高ければ、1Gbit×8で1GBあたりが現実的なところだろうか。

GPUはDirectX 11もしくはそれ以降が使われるのだろう。少なくともDirectX10.1以降であることは確実だろう。

光学ドライブはDVDでは既に容量不足であり、Blu-rayとHD DVDのコンボドライブが採用されるのでは無かろうか。
HD DVDは対応しなくても良さそうだが、Xbox 360の周辺機器としてHD DVDドライブを出していることもあり、対応せざるを得ない。
それよりも、ネットでダウンロードするのも一般的になり、HDDやSSDを標準としてくるのは確実だろう。
内蔵する物として考えると64GB程度のSSDが標準で、追加でHDDやSSDを選べるようにするというあたりは現実的なところか。
容量拡大は2年後程度の2.5型HDDは最大容量でも500GB程度だろうが、Xbox 360に使える比較的価格の安い物となると320GBや250GB程度だろうか。
SSDは現在の数分の一にはなるだろうから128GBや256GB程度が採用されてもおかしくは無さそうだ。

一番の課題は、このあたりのハードウェアの進化ではなく、Wiiのような新感覚のコントローラーや新しいコンセプトであろう。
数年後のマイクロソフトにそれが出来るのかが課題になりそうだ。