MOONLIGHT MILE(ムーンライト・マイル)

太田垣康男の漫画だが、WOWOWで放送したアニメが面白かったので、漫画を読んでみた。
漫画自体も、アニメ版の話がどんどん進めば読む必要もなかった物の、アニメの進みが妙に遅いし、現在放送中の2ndシーズン後がよくわからんので・・・

アニメとほぼ同じような内容で、話自体、知ってはいるが漫画を読んでも面白いな。フィクションであり、未来の話なので、細かなことを言い出すといろいろと違う部分も多く、どこで仕入れたのか知識だけのオタクがグダグダ文句をつけているが、話自体はすごく面白い。単なる宇宙開発だけでなく、それに関わる政治的な思惑から、人間ドラマまで全部良い。

科学的に正確な物が読みたかったら、その筋のノンフィクションを読めばいいし、フィクションにグダグダ文句をつけるのは筋違いである。
それはともかく、この漫画は映画で言えばThe Right StuffやApollo 13、TVシリーズならFrom the Earth to the Moonなんかが好きな人には最高のフィクションだな。

漫画では宇宙開発がどんどん進んで楽しいが、現実世界では、ISSも中途半端だし、スペースシャトルもそろそろ退役。その後のOrionとかいう普通のロケットになるようだが、漫画の世界くらいいろいろ進行すると楽しいんだけど、と、もう20年近く妄想しているような気もする。

この漫画でも重要になるデブリについてはプラネテスという漫画もあるようなので、これも読んでみよう。