未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~

映画館で久しぶりに映画を見た。映画館で見るのは1年くらいぶりだろうか。
「未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」である。鑑賞券をもらったので。

この映画はDREAMS COME TRUEの「未来予想図」と「未来予想図II」の世界観を映画にした物という事で、DREAMS COME TRUEや主演の松下奈緒ファンは見に行くだろう、企画段階で興行的になんとかなりそうな映画である。

内容はベタベタの恋愛映画であり、元になった曲を勝手に大きく膨らました物で特に関係ない。
出来自体は標準的であり、つまらない映画ではないが、名作でもなく、そこそこの出来だ。各サイトでの評価も70~80点くらいと、DREAMS COME TRUEファンのバイアスのかかった評価を差し引いても、そこそこの点数である。

goo映画 77点
Yahoo!映画 5点満点中3.3点
MovieWalker 5点中4点

脚本は志羽竜一狗飼恭子とあるが、狗飼氏のポエムを読んでも特に記載されておらず、小説版の名前は一人なので、ほとんどは志羽氏による脚本なのだろう。

歌詞の内容にそった映画だと思ったら、歌詞の世界観しか使われおらず、ほとんど関係ない映画といっても差し支えない。どんな経緯でこの企画が上がったのか知らぬが、典型的メディアミックスとDREAMS COME TRUEの名前を借りた商業主義の映画であることは間違いない。

脚本的にはせっかくここまで膨らませたのだから、もっと練り込んだ作品に仕上げればより評価も高かったと思うのは私だけでは無かろう。

小道具の時代背景がおかしかったり、CGが不自然だったりいろいろな不満もあるが、内容自体普通というつかみ所が少ないという残念な映画である。

ベタベタ恋愛映画を見たい方には、見て損はない一本であることは間違いない。

http://www.miraiyosouzu.jp/blog/
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