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一般人とかが思う放射能とか

一般人が思っている放射能とかのこと

特に気になるのは食べ物だが、一般的に言われている放射線が高い地域の食物はすべて検査しているので、基本的に問題ない。
魚は気になるが、こちらも一番危ない地域のはとってないし、それ以外のもたぶん大丈夫なんだろう。

危険な地域には入れないようにもなっているので、基本的に問題ないだろう。

今後大きな地震やなにかで、福島第一が異常な状態になったら困るが、今のところ問題ないんだろう。

くらいな感じではなかろうか。
これにいまだに過剰反応している人に対しては、そんな人もいるんだね。精神的に大丈夫かな的なところ。

そんな世間の雰囲気。

原発再稼働と最終処理

原子力発電は、それが始まったときからの課題として、放射性廃棄物の最終処理がある。
今のところ、最終処理は、地下深くに埋めるということになっているようだが、全世界どこに行ってもこれは様々な議論を呼んでいるようだ。

しかしながら、すでに原子力発電など放射性廃棄物は地球上にたくさんあり、これをどうにかしないといけない。
原子力発電が始まったときも、この問題は将来どうにかするということで始めたようだが、福島第一原子力発電所の事故をきっかけに、日本国内で処理しようと思う場所は皆無だろう。

つまり、現時点で、今後発生する放射性廃棄物は、福島第一と同様に使用済みの燃料プールに入れておくしかないという状態だ。
ここで忘れてはいけないのは、東日本大震災発生直後、福島第一で稼働していたのは1、2、3号機で、震災直後自動停止した。
その後、津波などにより全電源が喪失した。

これにより、メルトダウンが発生し、建屋が水素爆発するなどの被害が出たが、稼働していなかった4号機も水素爆発している。4号機の水素爆発は3号機の水素が4号機に入ったと言われているが、何らかの形でこのような状態になれば、そこへ入るのも困難になり、その後の処理に多大な影響を及ぼす。

つまり、単に放射性廃棄物を保管しているだけでも、非常に危険であり、原発を再稼働させると言うことは、このような危険な状態を増やすということにつながる。

しかしながら、2012年現在の日本は火力発電に頼るにしても燃料費が高騰するという問題もあるし、特に夏などは産業界などに影響が及び、日本の競争力低下にも直結する。

将来を考えると原子力発電所がいくら安全になったとしても、完全に安全な最終処理方法が確立されていない状態で再稼働させるというのは、また福島第一のような被害を増やすことにつながりかねない。
かといって、電力の供給が十分なわけでも無く難しい判断が必要になる。

電力は足らないのに2012年夏以降はどうするのかな

2012年の春には日本の全原発が止まるので、2011年の夏以上に電力不足になる。
2011年夏から2012年夏にかけてどれだけの新設発電所が出来たのか不明だが、あったとしても多くは火力発電であり、発電コストは2010年代以上になる。

東京電力などは料金を値上げすることでこのコストをどうにかしているようだが、とりあえず直近ではどうにかなっても今後どうしていくのか。
2011年から12年の冬シーズンの世間の状況を見ていると、世間は節電は忘れたかのようになっている。

産業界には大幅な節電は求めないようだが、夏の電力は逼迫するだろう。

火力発電を増やして電気料金が上がれば、コスト削減が求められるが、電力会社は原子力発電所を再稼働して発電コストを下げれば電力料金も何とかなると説明する可能性がある。
少なくとも日本国民は福島第一の経験から、発電が原子力の方が一見安くても、廃炉までの最終的なコストを考えると、原子力の方が安いとは思わないはずだし、事故が発生すれば、そのコストは天文学的な金額になる。

原子力発電所を再稼働しなくても問題の無く、火力発電所を増やさなくても、電力が足りるように一人一人が注意すべきである。

プロパガンダは基本無視

今回の大震災の影響で様々なプロパガンダを展開している人たちがいる。

原子力関連、節電関連などにそれが目立つ。

節電関連で言えば、飲料自動販売機の消費電力が電子レンジ並みで、東京電力管内は知らぬが、全国に200万台を超える数が設置されており、これを止めるだけでもかなりの節電効果があることを書くと必ず現れるのが、

ライフラインとして役に立つ
自動販売機の照明が防犯対策になる
自動販売機関連で生活している人がいる人の収入源を経つ気か

みたいなもの。

これを原子力発電に置き換えると、原子力発電は日本の電力の30%程を提供していてライフラインとして必須。
原子力発電を成長の柱にしていいる企業がいくつかあり、今後の日本経済の繁栄を支える重要な産業。
現在、原子力発電関連で生活している人が大勢いる、その人達の生活はどうするんだ。

みたいになる。

原子力発電は、今回の事故で自体収束までの困難な道のり、影響の大きさでわかったように、少なくとも日本では順次終了していくしか無くなった。影響範囲は広く、それこそ原子力発電所を廃炉にする費用以上に、今後の対策費用がわからないほどでもある。
今後のエネルギーは、多少コストが高くなったとしてもクリーンエネルギーなど、原子力発電に代わる電力供給方法などが必要になっていくのは確実だ。

それがある一定の水準になるまでは、ほとんど無尽蔵に使われていた電力は使用自体を考え直す時期に来ている。その辺の利害関係者のプロパガンダにのせられて、今までの物を継続するようでは、原子力発電でプルサーマルだなんだとダラダラと続いていった物と同じだ。

ペット(PET)ボトル入り水(ミネラルウォーターとか)が取り立てて安全ではない理由

原子力発電所の特定事象(なんだそれ)により、土壌や野菜に加えて水道水まで放射性物質が基準時より多く含まれるという結果に、世間は騒然としているようだ。
確かに、通常の○倍とか、基準値の○倍とか言われると怖いような気がするが、そもそもその通常値や基準値っていったい何だろうねという話をし出すと止まらない。

水道水に潜在危険性があるなら、飲み水や調理に使う水はミネラルウォーターだということで、地震と津波、停電の影響で品不足なのをさらに拍車をかけている。
おそらく東京圏から逃げ出す人も今以上に多くなるのであろう。

そのミネラルウォーターについてだ。ミネラルウォーター類の品質表示ガイドラインによっても決められていることだが、大きく分けて2つに分けられる。
わき水や地下水をボトルに入れた物と水道水だ。前者はその中にもいろいろと種類があるがおおざっぱに言えばミネラルウォーターだが、後者はボトルドウォーター。

日本ではボトルドウォーターはあまり見かけないが、海外に行くとDASANI(コカコーラ系)やAQUAFINA(ペプシ系)としてよく見かけるそれが水道水を原水としている。

そんな水道水を原水とした水は、例えば東京都の水として、高度浄水処理を自慢するために提供されている。採取時期が違うとはいえ、そんな水が配給されたとしてありがたく飲むのだろうか。

そもそもミネラルウォーターで使用しているわき水や地下水も、各ボトラーは検査しているから現在の出荷分は大丈夫だろうが、将来も全く問題なく水を提供できるかわからない。
福島原子力発電所からの放射性物質はどこに飛ぶのかもわからないし、すでにアメリカの西海岸へも届いていると言うことで、全世界での影響も考えられる。

さらに言えば、放射性物質をごく少量であっても体内に取り込んだ場合(内部被爆)したときの影響などはどれだけ研究がされているのだろうか?
また、ある程度検査でわかるようだが、ピンポイントでしかできないその検査はどれだけ有用なのだろうか?
考え出すときりがない。