電力は足らないのに2012年夏以降はどうするのかな

2012年の春には日本の全原発が止まるので、2011年の夏以上に電力不足になる。
2011年夏から2012年夏にかけてどれだけの新設発電所が出来たのか不明だが、あったとしても多くは火力発電であり、発電コストは2010年代以上になる。

東京電力などは料金を値上げすることでこのコストをどうにかしているようだが、とりあえず直近ではどうにかなっても今後どうしていくのか。
2011年から12年の冬シーズンの世間の状況を見ていると、世間は節電は忘れたかのようになっている。

産業界には大幅な節電は求めないようだが、夏の電力は逼迫するだろう。

火力発電を増やして電気料金が上がれば、コスト削減が求められるが、電力会社は原子力発電所を再稼働して発電コストを下げれば電力料金も何とかなると説明する可能性がある。
少なくとも日本国民は福島第一の経験から、発電が原子力の方が一見安くても、廃炉までの最終的なコストを考えると、原子力の方が安いとは思わないはずだし、事故が発生すれば、そのコストは天文学的な金額になる。

原子力発電所を再稼働しなくても問題の無く、火力発電所を増やさなくても、電力が足りるように一人一人が注意すべきである。