インターネットは1990年代に比べればかなり使える物になってきたけど、それから10年以上たった今でもまだまだ黎明期。
ネットで何かしたい。要するに儲けるための何かをねらっている人は多く、テレビというメディアが期待できないから、ネットに比重を移すとかいろいろあるけど、この中途半端な時期に完成された何かなんか無いよね。
テレビ放送は、大衆に一気に情報を送るメディアとしては、すでにある施設を使って電波を出せばいいだけで、観る方も電源を入れてどこかのチャンネルに合わせるだけのお手軽メディアなので当分残るだろう。
実際、ネットでアクセスが急に増える最大の要因は、テレビメディアで紹介された時くらいでしかないし、テレビの影響力はいまだにすごい。(みてる人がいたら)
ただ、今も昔もテレビなんかで影響を受けるような人はどうなのかなと言うのはあるし、個人的にも視聴時間は確実に減っているし、最近はなるべく観ないようにしている。
そんなことはともかく、どこで読んだのか知らないが、ろくにネットを使いもしないで、浅いネット知識や妄想でネットのマーケティングがどうのこうの偉そうに言ってる奴って多いよね。本を書いているような人とか、一部の人はかなりネットを使った上での自分の理論を展開している場合もあるけど、ほとんどの人はその辺から得た浅い知識だけでネットの可能性を勘違いしている。
その辺の浅い知識でも、ある程度ネットで何かやれば失敗はしないだろうけど、成功することってほとんど無いよね。ただやってみてたいして成功しなかったという実績が残るだけで。
素人マーケティングも何も、そんな妄想でうまく行くわけ無いだろという計画は確実に失敗する。失敗しているのに気づいているのか、気づいていないのかそれを何とかしようとしないのは最悪。そのまま消滅するしかない。
ネット関連本はいろいろあるが、具体的にネットで何をやったらいいのかわからないという人は一度この本を読むといいよね。
タイトルにあるように、ネットは暇人が使っているというのは半分正解だろうし、過度な期待をしている人が間違った道に進みにくくなるかもね。
でも、「そうかネットではB級ネタがうけるんだな。我が社もB級ネタでなんかやろう。これでアクセス数が上がるぞ、ガハハ」というのはどうなのかな。B級でうけようとするのも簡単ではないよ。大企業がやるには相当の覚悟が必要。
勘違い担当者が暴走してやっちまったくらいじゃないと駄目だよね。
ネットが全部それになったら逆につまらん。