地震に起因する津波はスマトラ島沖地震での映像で恐ろしさを知っているが、東北地方太平洋沖地震での津波はそれに匹敵かそれ以上の衝撃だった。
何よりも、それらの情報を知っていると思われる人たちが、現地で逃げずにいたというのも驚きの一つだった。自分だったらなるべく衝撃映像を撮影しようと必死になっていただろうが、上の方からのいい絵を撮る方のに必死になれただろうか。
そんなことはともかく、岩手県宮古のあたりでの津波映像では、青いコンテナや漁船が流されていたが、それらはこのような物である。
ここには、一般消費者が買い物を楽しめる道の駅みやこもあるが、ここも津波の被害にあっていたはずだ。
この北側には田老町というところがあり、ここは防潮堤が下の地図で分かるように整備されている。
しかし、この防潮堤は場所にもよるだろうが、たったの5m程度でしかない。
実物を見るとかなりしっかりとした物で、大抵の津波には保護できるかと思われるが、今回の津波は場所によって10mを越えていたようなので、この程度の防潮堤(防波堤)では全く役に立たない。
宮古は津波の被害に襲われたようだが、この地域はどうだったのだろうか。気になるところだ。
おそらく、今回のような津波を防ぐには、少なくとも2倍、できれば3倍の高さの防潮堤が必要になるのだろう。
チリ地震のウィキペディアでは「度重なる津波被害を受けた田老町(現宮古市)では高さ10mの巨大防潮堤が功を奏して人的被害は皆無であった。」と有りますが、この写真を見ると5m程度に見えますね。どちらが本当でしょうかね。チリ沖地震ではサンティアゴが18mの津波に襲われたと言われていますのでやはり、安心するには、20m程度の防潮堤が必要かと思われますね。
チリ地震のウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/1960%E5%B9%B4%E3%83%81%E3%83%AA%E5%9C%B0%E9%9C%87
10mの防潮堤もあるのかと思いますが、撮影した場所付近ではこの倍近くある防潮堤は見あたりませんでした。
地元の方に聞くのが一番ですが、すくなくとも今回は津波の被害にあったようなので、その10mの防潮堤でも高さだけではないでしょうが、効果はあまりなかったと言うことでしょう。
HP拝見しました。こんなに立派なものだったんですね。
でも高さについては写真を見て5mと判断されたみたいですが、
津波対策だから海抜10mと考えるのが自然では?
いずれにせよこれ以上の規模は現実的に難しいです。
今回は相手が悪すぎました。
海抜から10mの高さの防潮堤と言えば素人にも意味がわかりますが、防潮堤の高さが10mと言うのは、防潮堤自体の高さが10mだと一般的には理解するかと思います。
釜石港湾事務所|防災設備・保安情報
http://www.pa.thr.mlit.go.jp/kamaishi/bousai/b01_02.html
「防潮堤は海面から 10、45メートルの高さ」と記載されています。
全ての報道でそのように記載されればいいですね。
読点の使い方があまり一般的ではないですけども。