野球選手のメジャーリーグ挑戦を普通の社会人に当てはめてみる

日本のプロ野球選手は、思い出作りなのか、夢をかなえるためなのか、メジャーリーグ挑戦する人が後を絶たない。
野球選手の人生を普通の社会人に当てはめてみると、例えば高校を卒業してからは、一般社会人の倍以上の速度となっている。

野球選手はそこそこ成功した人でも、35から40くらいで引退する。現役は長くても20年程度。
社会人が引退するのは一般的に60なので、現役は40年程度。

ということは、30程度でメジャーリーグに行ってるのは、社会人で言えば、現役バリバリの40程度でより好条件の所へ転職するような物。
35をすぎてからメジャーリーグに挑戦しようというのは、社会人で言えば、50を超えてから転職するような物。

社会人なら30代くらいで、新天地に行こうというのなら応援もするが、50を超えてから行くような人は、この人大丈夫かなと不安になる。
メジャーリーグに挑戦する人も、日本でそこそこ成績を出していて30前後だったら応援もしたくもなるが、そろそろ引退のような人がそんなことしていると何やってんだなんて思いたくもなる。
でも、それ自体は夢があっていいよね。好きなことに挑戦するってんだから、どちらかと言えばうらやましい人の方が多いと思う。

失敗したって死ぬわけでもないし、野球選手はそこそこ収入もあって経済的には何とかなるんだろうからなんて思う人もいるだろうが、どうせ若いときに貯金してたなんて人は少ないはずで、メジャーリーグで芽が出なかった時用の数年分の見込みはたててるんだろうが、それ以降なんてほとんど何も考えていないはず。
そもそも、野球選手なんか現役引退したら、コーチにでもならなかったら収入なんて期待できないわけだし。

そういう意味では、それなりに貯金している人も多いだろうし、何かに挑戦したとしてもどこかに就職すればいいだけなので、普通の会社員の方が気軽なんではないかな。

ということで、40とか50で何か新しいことに挑戦したかったら悩んでないでとっととやったらいいと思う。そのうちやろうなんて思っているうちに体が動かなくなってくるはずだし。
30代くらいとかで悩んでるなら、これは絶対やりたいことをやるべきだろうね。やりたいことは少しでも若いうちにやった方がいいに決まってる。

世の中そんなに甘くないけど。