EOS 5D Mark IIで使うCFカードだけど、結論から言えば、Transcendのx133 32GB(もしくは同等品)を8,000円くらいで購入するのが現時点(2008年12月)で最もコストパフォーマンスが高い。
とにかく連写で撮りまくるとか、書き込み速度が速くないと精神的に落ち着かないとかでなければ、わざわざ高速で低容量、高価格の製品を買う必要はないと思う。
もちろん、32GB満杯で撮った場合、PCへ転送するのに1時間近くかかるようなこともありそうだけど、ビデオも含めて撮影するなら、そこそこの書き込み速度で、大容量、安いってのが一番なのではないかと思う。
もちろん品質というのも重要な要素ではある。
EOS 5D Mark IIで動画を使わず、連写しないのなら、使うコンパクトフラッシュは特にこだわる必要はない。
個人的に調べたところ、内部に256MB程度のバッファ(多分DRAM)があり、フラッシュに書き込みが終わるまではここに保存されるから。
RAW+JPG最高画質でも、1ショット35MBくらいだろうから7枚は連写できる計算になる。
遅くとも2MB/sくらいの書き込み速度はあるだろうから、1ショット記録するのに、17秒くらいで記録できる。
普通こんなに遅くなく、それ以上の書き込み速度はあるはずで、普通に撮影する場合、10秒おきに1枚撮影するなんてことは滅多にないはず。
動画を撮るなら、フルHDのビットレートは45Mbit/sくらいなので、余裕を考えると6MB/sは必要。(ビットとバイトを間違えないように)
ということで、6MB/sを保証しているSDHCカードをパナソニックのコンパクトフラッシュ SDHC変換カードで試してみると、動画には全く足りなかった。とにかくSDHCカードへの書き込みが間に合わず、5秒しか記録できない。(これだとバッファは32MBくらいしかない計算になるな。謎だ)
SDHCカード自体はスペック上記録速度は十分のはずなんだけど、変換カードの性能だろうか?
今のところこれがだめなら、動画を撮るのはコンパクトフラッシュしかない。
300倍速のコンパクトフラッシュは45MB/s以上らしいけど、動画は10MBもあれば十分なので、上記133倍速のカードで十分事足りる。
ということで、もう一枚このカードを買ってくることにしよう。
一応このカードで、連写テストしてみた。
ビジーになるまで
JPG(6.4MB程度): 連写数 52、連写持続時間15秒
RAW(26MB程度): 連写数 12、連写持続時間3秒
RAW+JPG(合計33MB程度): 9ショット、連写持続時間2秒
アダプタ経由でSDカード類を試したところ、どれもJPGで40枚程度だった。どうやらアダプタがボトルネックのようだ。