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タラの丘

ハロウィン発祥の地 アイルランドの「タラの丘」に行ってきた

アイルランドに行きました。
アイルランドでは行きたい場所がいくつかありましたが、その1つが「タラの丘」です。

タラの丘はアイルランド人の心の故郷とも言える場所で、風と共に去りぬでもタラという名前が使われていました。
そのタラの丘はアイルランドに住んでいた古代アイルランド人のケルト人にとって宗教的、政治的に重要な場所ですが、ケルト人がアイルランドに来る前から重要な場所だったようです。
古代ケルト人には「サウィン(Samhain)」というお祭りがありましたが、そのお祭りが現代のハロウィンの起源だとされています。

そのサウィンが行われていたのが、タラの丘になります。
つまり、ハロウィンはタラの丘から始まったと言え、日本に伝来し定着したハロウィンが始まった場所、そして現代アイルランド人にとって精神的にも重要な場所に行ってみたいという思いがありました。

タラの丘はどこにあり、どうやって行くか

タラの丘はダブリン北部にあります。
車でおおむね1時間かかる、周辺には農場くらいしかなく、近くには山もないがちょっとした丘のような場所はいくつかあるような中にあります。
その中で少しだけ高い所にあるのがタラの丘です。

近隣に旅行客が行くような街は無く、ダブリンから行くことになると思いますが、個人でタラの丘に行くには、

レンタカーで行く
ダブリンから公共のバスで行く
タラの丘など含めたツアーに参加する

のが通常の方法になります。

地元の方などが行くなら車で行くのが通常だと思いますが、ツアーに参加しなくても、公共のバスで行けます。

公共のバスはBus Éireannのルートになっていて、近くのバス停から15分くらい歩けば、タラの丘エリア内に行けます。(短期間の旅行でこんなことをするのはおすすめしません)
おすすめの方法は、タラの丘の近くにあるNewgrange含めたツアーに参加することです。
ツアーの料金はそれなりにします。ツアーでは様々な解説も聞けますが、それが全くなかったとしても、ツアーで移動の手間がゼロになる事を考えると安いくらいです。
短期間の旅行でタラの丘に行きたい場合は絶対にツアーに参加してください。

地元の人に連れて行ってもらう、外国でレンタカー運転するのに慣れているとかなら車で行くのもいいでしょう。

タラの丘

タラの丘は、丘の上に画像でよく見る石があるだけではないです。
そこに行くまでに、その周辺環境を感じながら、ケルト人以前からあるという宗教儀式などで使われたという、捕虜の丘(Mound of the Hostages)という古墳があったり、周りがデコボコして土塁があったりする状況を歩いて体験できます。

そして、画像でよく見るリア・ファル(Lia Fáil)、運命の石をみて、それがある状況や周辺の風景を体で感じ、アイルランドの故郷とは何かを体験できます。

タラの丘の画像

タラの丘の入口

タラの丘はいつでも自由に入れるようですが、入口みたいなのはあります。

タラの丘の説明

アイルランドの観光地の説明は、英語とアイルランド語で表記されています。

ツアーでのタラの丘に入る前の講義

タラの丘のデコボコしている部分がどんな意味があるのかなどをツアーだと説明してもらえます。

捕虜の丘(Mound of the Hostages)

ケルト人以前からあったという捕虜の丘

リア・ファル(Lia Fáil)運命の石
タラの丘から見るアイルランド

タラの丘とかケルト人とかはともかく、天気がいいと非常に気持ちのいい場所です。

現代のアイルランドのスーパーではハロウィン時期になるとジャック・オー・ランタンに使う、オレンジ色のカボチャが売られています。
本来、アイルランドでは魔除けのランタンにはカブが使われていたそうです。オレンジ色のカボチャは、アメリカナイズされた風習が逆輸入されたらしいです。