オンラインRPGのドラクエXだが、日本のほとんどのゲーム好きには楽しめるゲームだと思う。
ドラクエをやったことないとか、海外のMMORPGが大好きだとかいうヘビーゲーマーの一部には緩い部分もあるかもしれないが、楽しめるゲームである。
それでも、嫌いだろうなと思う人を上げるとすれば
MMORPGが嫌いな人
月に1000円払いたくない人
には向かないゲームである。そんなゲームであることは買う前からわかるので、それが嫌いなら単にやらなければいい。
MMORPGは、利用者に長く遊ばせたくなるような要素をたびたび追加するなど、ゲームを適時アップデートしながら長期間遊ばせるソフトだ。
であるから、数週間や数ヶ月で遊びが終わるようなゲームではないので、悪く言えばダラダラと続けることになる。
長く遊ばせたくなるようなソフトだが、ほとんど何もできないゲーム開始直後よりもある程度、ゲームを進めた方が楽しむ要素がいくつも出てくる。
これはどのMMORPGでも同じだが、ドラクエXの場合はそこまではどのような道のりなのかみてみよう。
ドラクエXである程度遊べるようになるまでの道のり
ドラクエXではチュートリアル的なオフラインモードがある。
このオフラインモードを数時間プレイした後オンライン版をプレイできるようになる。
当然ながら、これらのモードのストーリーはゲーム本編に密接に関係している。
そして、オンラインモードが始まるわけだが、選んだ種族に応じたストーリーが展開する。
このストーリーを始めると、敵が強すぎてお金が貯まらないことを実感するだろう。敵が強すぎる場合、そもそも装備をしていない場合もあるが、基本的にはこのゲームはこれからも敵は強く、敵を倒してもお金は貯まらない。
それを実感するだろう。
初期のストーリーを効率的に進めるのもこれからも、他のユーザーとパーティーを組んだ方がいい。
MMORPG初心者の場合どうしたらいいかわからないかもしれないが、チャットができるので適当にその辺にいるユーザーに呼びかけてみよう。
ここまで5から10時間はかかるのではなかろうか。
そして初期のストーリーを展開し、次の街に行くわけだが、その道中がかなりきつい。
今までのドラゴンクエストなら、この敵を倒しながらレベルアップという事になるが、ある程度それをやったとしても、敵は強すぎるので、いつになっても次の目的地にはたどり着かない。
また、道を間違えると、ゲーム中盤以降に行くところに迷い込んだりして、敵に瞬殺されてしまう。
ゲームをある程度進めた強いプレーヤーがいれば連れて行ってもらうのもいいし、他のプレーヤー同士でゆっくりと進めてもいい。
敵は画面上に表示されているので、逃げながらとりあえず次の街までたどり着いてもいい。
そしてたどり着いた先をベースにレベルアップをするのがよい。
ここまでが10から15時間前後だろうか。
レベルで言うと10代前半だ。
そして、この街などでクエストをいくつかすすめていくわけだが、武器や道具などを作る職人になることもできる。
この職人がゲーム内のお金(ゴールド)を稼ぐのに重要で、良い道具を適切な価格で売ることで、敵を倒すのの何倍ものお金を稼げるようになる。
しかし、初期に選ぶべき職業は適当な素材から武器や道具などを作成できる職人で、錬金系の職人は初期にはいろいろな意味できついので注意しよう。
このあたりを比較的自由にできるようになるのがレベル10台後半になってからだろうか。
プレイ時間で20時間前後と言ったところだ。
さらに、ゲームを進行して行くにはルーラできる場所を増やしたり、鞄を大きくしたりある程度余裕を持ってプレイできるような状態にしたい。
この辺は、クエストなどをこなしながらになるが、レベルで言うと20台後半にならないとできない物もあるので、そこまではある程度妥協してやるしかない。
このあたりを自由にできるようになって初めて、ドラゴンクエストXの世界を堪能し始めたといえるだろう。
ここまでかかるプレイ時間は30時間以上になる方が多いだろうか。
さらにストーリーは続き、このプレイ時間の2から3倍程度の時間で主要なストーリーはクリアできるようになるようだ。
しかし、さらに追加される要素がいくつもあるようなので、主要なストーリーはともかく、これらの要素を一通り楽しむにはこの数倍の時間をさらに費やすことになる。
つまり100時間以上遊んでも、まだまだ遊びきれないほどになると言うことだ。
つまり、1日2時間プレイしてもある程度楽しむには数ヶ月以上はかかる。
どっぷりとドラゴンクエストXの世界で遊びたい人には十分楽しめるということでもあり、2012年末にも発売されるWii Uは2画面使ったより遊びやすいソフトになりそうで、さらに楽しくなりそうだ。
主要なストーリーまで楽にやってみようと思えば、ある程度ゲームを進めたユーザーにうまいこと手伝ってもらいながら楽してやるという方法もある。
MMORPGは遊び方は自由。
きりがないゲームをやらないのも自由。