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プレスとブロガーは同じ

申請書類と記事を送れば一応審査する――昨日話した内容を伝えたが、Web専業メディアはオープン化の対象外、大臣に対する質問権を持つ参加は認められないとはっきりと言われる。Webメディアへの対応は今後、記者クラブ総会を開催して決めるという。

「Web専業メディアはオープン化対象外」 総務省記者クラブに定例会見への参加条件を聞いた ITmediaより

この記事を発見するのに時間がかかってしまったが、日本はこんなおもしろいことになっていたのか。
International CES 2010の取材で、米国に行って感じたのはアメリカの合理主義。

プレスとブロガーの違いをうまく説明できないなら、同じにしてしまえと言う合理主義がアメリカ。(実際なぜ同じにしているかはよく知らない)
一方、日本では新聞社の記者(特に読売、朝日など)が報道機関の頂点にあり、その次にテレビ局(特に東京のキー局)その下などに、地方新聞や地方テレビ局、ラジオなどがあり、雑誌などが来て、大きく離れてWebメディア、さらに下にフリーランスのライターなどが位置するのだろう。ブロガーなんか存在していないのと同じ。
ちなみに、記者会見などの席上で、最大の発言権があるのはテレビ局のカメラマンである。

CESなんかは世界中からプレスが出席するので、アメリカだったら3大ネットワークやら、米国内の超有名新聞や雑誌ならともかく、地方の弱小メディアやら海外メディアだとかを区別していたらきりがない。そもそもアメリカ国内のメディアでも把握できないのに、海外のメディアがどんなもんなんか知っているわけがない。
私も知らないが、日本人ですらお隣、韓国の有力メディアが何であるかはほとんどの方が知らないだろう。

ブロガーという意味のわからない存在であったとしても、その事実を文字や映像として何らかの形で配信するならば、すべて記者(プレス)扱いにしてしまうのは合理的だ。

CES Keynotes Press / Blogger Line

このCESを主催している団体のCEAは、さらに先を行っており、Twitterなどをフル活用している。ブログメディアとも言えるengadgetはオフィシャルメディア扱いで、スポンサーがついているとはいえ、巨大トレーラーハウスを会場横に設置している。

読売新聞など、小沢一郎に関する報道などは、さすがと言える。そのような強い点は今後もがんばってもらうとして、報道というものが変わりつつあり、変えていく必要のあるところにも気づいていただきたい物だ。

CES engadget

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