ドコモとiPhone

ドコモは以前からiPhoneを売りたかったに違いない。
しかし、アップルとの条件の関係からかそれが出来ていない。

例えば売り方で、ソフトバンクやauのiPhone売り場を見ればわかるが、展示方法や商品の説明までアップルからの指示があるようだ。

それをドコモがやりたくないのか、もっとうまく出来ることを見せるためか、スマートフォンラウンジというのを2010年8月の有楽町を皮切りに始めている。これはiPhone 4が登場2ヶ月後くらいのことで、iPhone 4での交渉が不成立だったことからやり始めた可能性がある。
これが始まって2年くらい経つが、うまくいっているとは言えないだろう。

また、ドコモとしては、サービスでも稼ぎたい。それがSPモードで、ドコモとしてはSPモードアプリなどをプリインストールしたいようだが、アップルとしてはそれを許可していない。
おそらく、これは以前から交渉していたのだろうが、それはこれまでと同様に今後も可能性がほぼ無いと確信したのだろう、2012年春頃の社長発言などから読み取れる。

アップルの収益などをみると、短期的には通信事業者は収益の高いところのおこぼれをもらう方の正解なのかもしれない。
それが中長期的に正しいかはわからない。