本当にBlu-rayは売れているのか?

NIKKEI NETに次世代DVD、米市場でブルーレイ優勢・年末商戦で鮮明にという記事があった。
「カギをにぎるソフト市場でシェアが7割を超え、再生機市場でも勢いが出始めた。」とのことなので、とりあえずAmazon.comのDVDを含めたベストセラーを見てみると

16位 [HD DVD] Planet Earth – The Complete BBC Series
24位 [Blu-ray] Pirates of the Caribbean – At World’s End
48位 [Blu-ray] Planet Earth – The Complete BBC Series
50位 [Blu-ray] The Departed

ということで、Blu-rayの方がソフトが多いような印象もあるが、HD DVD、Blu-rayいずれもDVD全体を含めた市場でのシェアはたいしたことがない。最も多いPlanet EarthにしてもDVDで1位のものであり、3つのフォーマットで出ているわけだ。
50位以降も似たような状況であり、Amazon.comのベストセラーが1時間おきに更新される特殊な物だと考えたとしても、次世代DVDがバカ売れという事ではないことは確かだろう。
また、11月末からの商戦ではBlu-rayが売れているようだが、それもパイレーツ・オブ・カリビアンのような人気ソフトがたまたま出ていただけという事も考えられる。

12月11日にはHD DVDでThe Bourne UltimatumやHarry Potter and the Order of the Phoenixあたりの人気タイトルが発売される。ハリーポッターはBlu-rayでも出るが、HD DVD版はDVDとHD DVDのコンボであり、DVDプレーヤーしか持っていない方がDVD版より少し高いだけのHD DVD版を買うことも考えられ、どっちが売れているかというのは抜き差しならない状況であるとも考えられる。

何にせよ、円盤でソフトを買う時代というのは音楽CDをみてわかるように、そろそろ終わりであり、どっちが売れているかどうでもよくなるのもすぐだ。
ここまでくると、どちらかに統一と言うことはないだうが、このままずるずるしていると、どちらでもなくネット系媒体が勝ちになることは間違いないだろう。それが確実になるのが映画会社がネット配信を本格化する時であり、それがいつになるのかというのが一番気になるところだ。