静止画は一眼レフ、動画は普通のビデオカメラがあるし、iPhone 4も使えるが、その機能に特化したコンパクトなデジカメが欲しい。
一眼レフで撮影すると大げさな場面も多いし、なにより重たいので持って行くのが面倒くさい。さらにビデオカメラと一緒に持って行くとさらに重くかさばる。iPhone 4は固定焦点で、レンズ周りの機能が専門機種に比べて劣る。
その手の機能が1つにつまった、いつでも持ち運べるコンパクトなのが欲しい次第である。
いくつかあるが、その中でも個人的に選ぶに値すると思っているのは次の2機種。
ソニー サイバーショット DSC-HX9V
キヤノン PowerShot SX230 HS
どちらも2011年春商戦向けの商品で、発売当初の価格は4万円くらいになるのだろう。
個人的に欲しい機能はレンズ周りは広角対応、望遠側は300mmくらいあるとうれしい。動画はプログレッシブ対応、広角側も含め手ぶれ補正機能、AVCHDじゃない方がいい。ついでに、GPSはあった方がいい、マクロ機能も優れていた方がいい、バッテリ駆動時間は長い方がいいとかそんなところ。
画素数はどうでもいいが、ISO 1600とかでノイズがあまり乗らない方がいい。メモリカードのSD系対応は当然。
レンズ機能は
DSC-HX9Vが24-384mm、SX230 HSが28-392mmで、望遠側は同程度だが、広角側はDSC-HX9Vの方がよい。しかし30mmくらいでいいと思っているので、SX230 HSの28mmからで不満はない。
動画系の機能は
DSC-HX9VはAVCHD的なファイル管理その他で面倒くさい。フルHDは60pまで対応する点は良い。
SX230 HSはフルHDで24pなのが映画的だが、720pとかでも撮れるので、まあ悪くはないが、スペック的にはDSC-HX9Vが勝っているだろう。
動画系の手ぶれ補正は、DSC-HX9Vは回転方向の手ぶれにも対応するというので、ダイナミックISとしか書かれておらず意味不明のSX230 HSよりは勝っている。
それ以外の付加機能では、ソニー系のスウィングパノラマは、PhotoShopを使わずパノラマが一発で撮れるので面倒くさくなくて良い。秒10コマ撮影は多分使わない。
SX230 HSは秒240コマ動画撮影機能があるらしいが、これは使いたい。
GPS系機能ではどちらも対応しているがDSC-HX9Vはコンパス機能で向きも記録するというので便利だ。あとはカメラの角度も記録するようになれば完璧だ。
DSC-HX9Vはカメラ内に動画編集機能(カット・結合)機能がある。SX230 HSは日本語と英語のメニュー表示がある。
バッテリ駆動時間は、DSC-HX9Vの方が長いようだ。
そもそもDSC-HX9VのバッテリはNP-BG1というバッテリのようだが、この商品にあわせた新しいバッテリのようで情報がない。前機種で使われていたNP-FG1と同等と仮定すると、SX230 HSに使われるNB-5Lと容量はほぼ同じ。
NB-5Lは実売4000円程度、NP-BG1はわからないが前機種のNP-FG1は実売5000円程度。さらに、NB-5Lは互換バッテリが存在する。ということで、バッテリのコストはキヤノンの方が優れている。
ということでまとめ。
レンズ どちらかといえば DSC-HX9V
動画 画質だけでは DSC-HX9Vかな
動画手ぶれ補正 DSC-HX9V
動画ファイル管理 SX230 HS
GSP周り DSC-HX9V
バッテリ 予備も考えるとSX230 HSかな
実売価格は発売数ヶ月で2万円台になるのだろうし、その後、前機種と同じならDSC-HX9Vは1万円台になるのだろう。
いつ買うかわからないし、他の機種が欲しくなるかもしれないが、機能だけで選ぶとDSC-HX9Vかな。国内のキヤノンサポートは謎だが、海外で故障したときのことを考えるとキヤノンだが、このクラスは現地で新しいのを買うという技も使えるので、その点はどっちでもいいか。
手ぶれ補正は魅力だが、AVCHDはファイル管理(と言ってもAVCHD以下を全コピーしかしない)が面倒だし、ソニー製品は何となく買う気がしないので、SX230 HSを買う方向で考えておこうかな。
ピンバック: 欲しい機能全部入りの富士フイルム FinePix F550EXR 2011年初頭 | kamikura.com Blog