ニンテンドーDSi批判の一つに、マジコンが使えないというのがある。違法コピーしたゲームが出来なくなることを批判することはナンセンスだが、ついでにプロアクションリプレイなどが使えなくなることに苦情を言う方もいるようだ。
例えば、「ゲームをやっている時間がないので、RPGなどのレベルアップを一切やりたくないから、チートを使えないのは・・・」というような批判だが、このような批判をする方はマジコンの愛用者だったりすることも多いのでどうしようもない。
ゲームをやる時間がないなら、そもそもやらなければいいのであって、チートでやるようなことは本来メーカーの意図していないことでもあり、これが使えなくなることの批判はまたナンセンス。
もちろん、レベルアップという作業が入り込んでしまうゲームの作り方にも問題はある。
また、ニンテンドーDSiサウンドでAACしかサポートしていないのを批判する方もいる。
世の中のCDをリッピングするシェアを考えると、AACのサポートのみで十分だ。
実際、10年前などはmp3の方が多かったのは確かだし、私もmp3を使っていたが、iTunes + iPodの販売数を見れば、AACが主流になってしまったのが現実だ。
同一ビットレートで比較した場合、音質がいいのはAACなど後発のフォーマットであって、容量と音質のバランスを考えるとmp3ではなくAACなんかを使うのは理にかなっている。
Podcastなんかではmp3も使われているものの、一般ユーザーがCDをPCに取り込む際に使うのはiTunesデフォルトのAACのシェアが高いのは当然。
次点は、どのポータブルオーディオプレーヤーを使っているかなどにもよるが、WMA(Windows Media Audio)かATRAC(ソニーの)のどちらかになるだろう。
使用可能なソフトは多く、歴史が長いので、比較的声の大きい方がmp3を愛用しているような例はある物の、mp3なんかはマイナーなフォーマットに成り下がってしまったのである。
P2P市場で何が使われているのかは知らないが、例えば日本くらいブロードバンドが普及しているのならロスレスだっておかしくないかも。
iTunesでAACになったのは2003年。これ以前に、必死にリッピングしたCDをAACにするのが面倒というのは分からないでもないが、すでにどこぞから集めたmp3ファイルがあるので・・・という批判ならAACを批判するのはこれまたナンセンス。