アメリカにあって日本にない飲み物サービス

アメリカのコンビニやファーストフード系の飲食店にはほとんどあるのが、コーヒーや、ジュース(炭酸飲料含む)なんかのセルフサービス。

日本のファーストフードなんかでは店員に頼まないと出てこない物でも、アメリカでは金を払うと紙コップとかをくれて客が勝手にそれについだり、始めっから紙コップなんかがおいてあって、客が勝手に入れて、入れた物をレジに持って行って、金を払うというようなシステム。

場所にもよるけど、日本的に言うとラージサイズくらいのコップで、1.5ドルから2ドル弱程度なので、普通の価格設定だと思う。それに比べると、日本のコーヒーが自動的に出てくる自動販売機は割高だ。
ファーストフードでは基本的に飲み物はそれだけだけど、コンビニみたいな所では、もちろんペットボトルだとかの飲み物も普通に売っている。

日本でこれが流行っていないのはいろいろありそうだけど、厚生労働省あたりの衛生関係の省令も関係してそうだ。

昔は醤油をセルフサービスのように自分で瓶に入れて買うようなサービスがあったが、これが出来なくなったのは衛生関連の法律だかなんかが一番の原因。
これによって、すでに入れ物に入れた醤油が大量に売れるようになったわけで、その施設、流通体制が無い業者の醤油がなかなか売れなくなったのだと思う。
ちょうどその頃、プラスチック製などのより消費者に利便性のある小容量の容器が大量生産できるようになった時期とも重なると思われる。

もしも、日本でコーヒーなんかのセルフサービスが普及したら、真っ先に売れなくなるのが缶コーヒー。

もしもこれが普及したとしても、セルフサービス向けのコーヒー関連商品を缶コーヒー会社が提供すればいいだけの話だけど、今まで無かった製品が登場して市場をかき乱されたくないと思うのは当然のこと。

また、日本ではそこら中に自動販売機が普及しているというのもある。
自動販売機の売れ筋商品の1つに缶コーヒーがあり、ちゃんと入れたコーヒーと缶コーヒーなら、前者が売れるのは当然だろう。

衛生上の言いがかり的な法律に加え、既存業者の圧力もある。
なかなか難しそうだ。