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United Airlinesでの特典旅行での予約なしトラブル

2012年現在、United Airlinesのオンライン予約システムでは、特典旅行もオンラインで出来るようになっている。
当然ながら、特典旅行としては比較的直近(1から2ヶ月以内とか)の日程を直行便でとるのは難しいこととが多い。

2012年6月上旬に成田から台湾に行く日程を4月に検索したところ、行きはUnitedの直行便があったが、帰りがStar Allianceの経由便しか無いという状況だった。
経由便の中でも、中国経由とか韓国経由とかいろいろあったが、時間などの関係で利便性が高かったのが、韓国の仁川経由で、台湾からタイ航空で韓国へ、韓国からはアシアナ航空で成田へという航路だった。

この航路で特典旅行を予約して、成田から台湾へ行った。
行きは特に問題なかったが、トラブルは帰りに発生した。

帰りの便に乗るために、台湾でタイ航空のカウンターに行くと、予約番号を見せた紙を示しただけで、何も言わずに仁川行きのボーディングパスを渡され、荷物も、仁川経由、成田行きとして預けることが出来た。
つまり、この時点では何の問題も無かった。

個別のディスプレイの無いタイ航空機内では、何語を言っているかすらわからない、中国人風のおばさんの隣に座り、普通に機内サービスを受けて、仁川空港へ到着した。

仁川空港に到着すると、乗り換え用の案内の紙が貼ってあり、SFOやLAXにいくなら、どこそこ、NRTならどこそこと書いてあった。さらに、そこにいた係員に聞いて、アシアナ航空のトランジットカウンター(正確にはトランスファーである)へ向かった。
トランジットカウンターに行くまでに、入国審査を横目に、セキュリティチェックをまた受けたのちに、出国ゲートのあるフロアに行った。
そして、トランジットカウンターに向かうとトラブルが発生した。

パスポートを見せて、その後Itinerary(日程表)を出せというので、台北に行く前日にUnited Airlinesのサイトから出力した物を出した。
実は、そのItineraryには成田から台北、台北から仁川についてはプリントされているのだが、仁川から台北については書かれていない。

気になって、Unitedの問い合わせ窓口を探して、電話したが10分経ってもつながらないので、いろいろと探してみた。

すると、日本語インターフェースには何も書いていないのだが、英語版のインターフェースには、アシアナ航空のは別のリファレンス番号になるということが書かれていた。

しかし、アシアナ航空のWebサイトでそのリファレンス番号を入れても、エラーになった。すくなくとも、アシアナ航空のリファレンス番号があればいいかということで、プリントされないUIだったので、手書きで間違いの無いようにその紙に書いておいたのだ。

その番号を見せても、アシアナ航空のトランジットカウンターで「予約が無い」と日本語で言われるのである。さらに、その担当者は半分怒っている。

「予約が無い」と言われても、United Airlinesでオンライン予約したわけで、予約時点では全日程が表示され、英語UIで別途アシアナ航空のリファレンス番号が書いてあったわけで、そのリファレンス番号を探しても無いと言われても、そっちのシステムの問題で、こっちに半分怒って言われても仕方が無いわけで。

ということをやっていると、怒りながら、「予約が無い」といいながら、ボーディングパスを出してきた。
一体何なんだ。

ということで、乗って帰ってきたわけだが、その便の搭乗率は大目に見ても40%がいいところで、予約が無くてもどうにでもなったわけである。もしも、これが満席だったりした場合、どうなっていたんだろうか。

少なくとも、画面上に表示される物が、予約時点とその後で変わったりするので、予約時に確実に画面に表示されている物は保存しておくのが原則だ。
さらに、怪しい経由便の場合、似たようなトラブルに備えて、時間的な余裕を見ておくのも大切だろう。

当然ながら、今回乗ったのはLCCではなく大手航空会社の大グループ、スターアライアンスである。

素人でも見たらわかる成田(羽田)がどうやっても仁川空港に勝てない理由

成田空港は滑走路が理想通りになったとしても、拡張がこれ以上ほぼ不可能で韓国の仁川にはどうやっても立地面で負けている。

成田空港周辺図
こちらは成田空港周辺のGoogle Mapsから持ってきた画像だ。
これを見てわかることは、空港周辺はゴルフ場や民家など一般の施設がたくさんあり、建設当初から今でももめているように、これからもまともに拡張できないことがわかる。

一方、次の図は仁川空港周辺の画像だ。
仁川空港周辺図
仁川空港自体は、干潟を埋め立てたと言うが、よくこんな空港にピッタリの場所を確保できたなと言うほど周辺に障害物が何も無いところに空港がある。
飛行機が離着陸する上空は基本海で何も無く、周辺住民への配慮はほとんど必要ない。

現在、拡張中だが、4本の滑走路は余裕だし、ターミナルの拡張も十分可能なことがこの画像を見ただけでだれでもわかるだろう。

ソウル周辺の空港

仁川の場合、ソウル中心部から30km程度、成田は東京から40km程度で距離は成田の方が若干遠い。
東京の場合、羽田空港があり、ソウルは金浦空港もありこのあたりはバックアップとしてどちらもうまく活用できる。

将来、羽田空港の国際線がどうなるかにもよるが、みためでこれだけ違う成田空港は仁川に負けるのは当然だ。

東京の国際空港を国際基準にというのなら、新しく1から作り直した方がいいだろうレベルの差がついている。