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字幕埋め込み韓流ドラマ

韓流ブームを嫌っている人もいるようだが、これが好きな人もいて、はっきり言って好きか嫌いかなど個人の好みであってどうでもいい。
嫌いな人向けに何らかのコンテンツを提供するのは難しい。何が好きなのかわからないから。
韓国関係が好きな人には、韓国から買ってきたドラマだとかを放送したりするだけなので簡単に対応できる。

そんなドラマをいくつかみてみると、どのような方が好んで視聴しているコンテンツなのかがわかる。

日本で放送するコンテンツは基本的に日本語で提供される。これはハリウッド映画や韓流ドラマなど言語を問わない。しかし、韓流ドラマブームに乗っている人は、好きな俳優の音声を聞きたいがために韓国語での放送を好むようだ。

当然、日本のテレビ局は韓国語ではなく、日本語吹き替え版を主音声にして、副音声で韓国語という放送をしている。すると、音声の切り替えという機能、音声多重放送という物を知っている人が、韓国語にすると何を言っているかわからないという苦情を言ってくるのだろう、日本語字幕を入れることを要望してくると思われる。
現在はデジタル放送で、字幕の入り切りはもちろん、複数言語の字幕を入れ、それを視聴者自身で切り替える事が出来る。もしも、音声は韓国語、字幕は日本語が好みなら、自分でそのような設定にすればいいだけだが、これができない・知らない人が多いのだろう。
日本語による放送なのに、日本語の字幕が埋め込まれた状態で放送されるものがいくつかある。この埋め込みは、もとの画像に文字が画像として埋め込まれているので、外したり変更する事が出来ない。

デジタル放送で字幕込みで録画するのは少々面倒な設定が必要になる物もあるが、これもできないことではない。

つまり、現在の韓流ブームに乗っているのは、この手の操作ができないような人たちに向けたコンテンツというわけだ。
この人たちのほとんどは主婦、家事手伝いなどで昼間に時間がある方で、テレビ放送を見る事が重要な娯楽となっている人たち。

決まった属性の人たちが、あるジャンルの番組を見てくれるなら、これに向けた広告も売りやすくなり、放送したくなるのは当然だ。多分番組を買ってくる費用もオリジナル番組を作るより安いのだろうし、オリジナル番組がみてもらえる訳ではない。

テレビ局としては、手軽に結果を出せるお手軽コンテンツを放送したがるのは当然のこと。
見たくない人はみなければいいだけのことでもある。