インドの物価ってよくわからないな。
バンガロールとかの大都市には西洋諸国と同じようなショッピングモールはあるが、欧米諸国と違って普通の店でもいちいちガードマンがいる。
ショッピングモール内にもガードマンがウロウロしているし、金持ちに安全をアピールしているのか、変なのを店に入れないためかわからないが、モールの入口でも荷物検査はあるし。これは欧米諸国でもあることだけど。
ショッピングモール内の店は欧米諸国にもあるようなチェーン店やナイキ、ソニーとかのレベルのブランド店があって、靴やら衣料品なんかは少し安いけど、電化製品や普通の服とかは欧米諸国と大差ない価格設定。
ここに入っているジュース屋やレストランなんかも、欧米諸国レベルの半額程度の結構高めな価格設定になっているようだ。
この辺の店がターゲットにしているのは、インドの金持ちなんだろうことがよくわかる。
そんなショッピングモールはともかく、道ばたで売っているような飲み物、少し収入の良い人が行く店はものすごく安い。
はっきり言ってまずい、サイダーに砂糖なんかを混ぜたのは10ルピー(20円くらい)だし、結構うまい、道ばたで直接サトウキビを絞ったのも10ルピーだかなんかで売っている。果物も同じくらいの価格設定だが、なぜかうまくはない。
汚らしい服屋でも数百円でいろんな服を売っている。
多分、金持ちでもなく、普通レベルの人が行く店も安い。おおよそ一人あたり150円前後で十分な量のインド料理と飲み物(アルコールは基本的にない)が得られる。
しかも、休日ともなると昼間の3時とかでも店は大繁盛。この人達はどんな食事スケジュールなのかね。日曜日は家族と食事を取るような習慣もあるみたいだけど。
服や食べ物は安いが、欧米諸国でも売っている物は変わらない値段だ。
ローカル歌手のCDは300円(150ルピー)くらいだが、米国の歌手のCDなんかは1,000円(500ルピー弱)くらいで売っている。
電化製品も、パソコンは最近はラップトップが売れているらしく、欧米諸国と同じような品揃えで、価格は日本などのそれと大差ない。
テレビやビデオカメラなどの価格設定も同じ感じだけど、低所得者向けの商品というのがちゃんと用意されている。
日本ではSDのビデオカメラなんかほぼ絶滅しているけど、ソニーの店でも売れ筋はSDのビデオカメラで2万ルピー以下(4万円)のようだ。
携帯電話は日本などと同じ高いのもあるが、カメラ機能もなにもない数千円レベルの物が最も普及しているようだ。そんなのを長期間使うためにバッテリーなどのアクセサリーの販売も普及している。
液晶テレビなんかの価格は欧米諸国と同じ。(日本を除く)
携帯電話などは高めのもあるし、安いのもあって大量にいる低所得者層を獲得しているが、パソコンなんかは安いのと言ってもネットブックレベルなので、とてもじゃないが普通の低所得者層には手がでないレベル。
バンガロールはソフトウェア産業が栄えているけど、低所得者層はパソコンを個人的に所有していないわけで、どんだけ格差があるんだこの国はという話。