個人的には特に興味ない内容のイベントだったが、いろんな関係で参加してきた。
ライフハック、ブログとかがきっかけでどうのこうの、有名ブロガーがどうのこうのってのも個人的には興味ない。興味はないが、ここで話された内容はそれなりにおもしろい話で、単純に話を聞きに行っただけとしても損はなかった。
イベントレポートみたいなのはここでは書かないけど、参加者から出た質問で2点気になったのでメモしておきたい。
1つめは
イベントに積極的に参加し名刺交換などしているが、口べたということもあり、継続的に縁を持つのはどうしたらいいかわからない。 (このようなイベントに出ているパネラーに比べて)明らかに私の方が立場が低いので、名刺交換したとしてもメールを送るのは失礼に当たるのかなと思って、メールを送るのを止めてしまう。どうしたらいいか?
これは、有名ブロガーや、このようなパネラーになる会社社長とかでブログとかを書いている人に比べて、アクセスが少ないし、普通の会社員である私なんかはレベルが低いので、名刺交換が出来たとしても、メールなんか送るのはおこがましい位に思っているのだろう。
次に気になった質問は
2005年頃にはてなダイヤリーに書いたが、全く反応なかった。去年の夏(2007年)に、はてな匿名ダイアリーにその内容をそのままコピー&ペースとしたところ、100ブックマークつくような物になった。
情報がいいから見られるのか、見られるところにいい情報が投稿されるのか、読者からのレスポンスが帰ってくるかどうかのポイントは?
ということで、これはまさに、人が来るところで書けば読む人も多いが、誰も来ないところで書いても一切注目されないというネットに限らず世の中によくあること。
これを実世界に当てはめると、平社員が何らかの提案をしても誰も見向きもしないが、会社の社長が同じことを言い出したら、それに向かって一気に突き進んでしまうようなことと似ている。
ネットの世界だと、注目している人の多いブックマークやブログなんかで紹介されると、それに続いてブックマーク登録したり、ブログに書いたり、そこを読みに行ったりする人がいる。多くの人に注目されている人の目にとまるかどうかが、運命の分かれ道。
このあたりの答えは、ファーストセッションの「運の流れに逆らわない」というところに答えが含まれていると思う。
アクセスが多いブログなんかは、内容の良さはもちろん、アクセスが多くなるようなきっかけはいろいろなことが重なってのことで、たいていはよくわからないのだろう。つまり単なる運も考えられる。
そこで、運がいいときには波に乗って、このようなイベントにも積極的に参加しさらにアクセス伸ばして知名度を上げる。運が悪くて、いつになってもアクセス数が伸びないことで、モチベーションが下がったとしても止めず、運が来るのを待つってのが重要だと思う。
ということで、有名なブロガーなんかは運がよかっただけの人が結構いて、それに乗っかったかどうかなだけ。それについて立場が上とか下とかはないわけだ。もちろん、質疑応答の場でも、ネットやブログがフラットで上とか下とかないとか補足していたが、このあたりの上下を実感している人が多そうだ。
宝くじで運良く一等当選した人が人生において上ではなく、単なる成金でちょっとうらやましいだけなくらいな物。ブログのアクセスが多い少ない、有名無名なんかはうらやましいとかの話にもならない。