日本でガソリン代が5月から上がったが、これは上がったと言うより元に戻っただけ。
一ヶ月間は政治的な問題による単なるバーゲン価格だったわけだが、この価格上昇に怒り心頭の人は多いらしい。
日本のガソリン価格は、ここ20年くらい1リッター100円から150円くらいをさまよっていたと記憶しているが、現在はこれが多少高くなったくらいでたいしたことない。
これに比較し、圧倒的な車社会であるアメリカではガソリン価格がここ10年ほどで3倍ほどになっている。
Retail Gasoline Historical Pricesより
1991年 1.1ドル
1995年 1.2ドル
1999年 1.1ドル
2002年 1.4ドル
2005年 2.1ドル
2008年 3.6ドル
(各5月頃の価格)
1ガロン(約3.8リットル)あたりの価格なのでわかりやすいように1リットルあたりの円(1ドル110円とする)で表記し直すと
1991年 32円
1995年 35円
1999年 32円
2002年 41円
2005年 61円
2008年 105円
となる。
つい10年ほど前は日本の1/3で売られていたものが、2000年頃から急激に上がり始め今では3倍。
これでも日本よりは安いが、地方以外では、日本ではバスやら電車やらで十分生活ができるが、アメリカでは都会でも一部都市をのぞき、本当の意味で、車がなければ生きていけない。
ガソリン価格高騰でもっとも困っているのはアメリカ人だろう。
なぜ、ここまで高騰してしまったのか。根本原因は、アメリカ人ならよくわかっているのかも。